キワモノパレパレード

 前略SOS団活動日誌。今日からつけはじめたんだけど気にしない。
 そして今日は市民野球大会なわけ。
 変なおまけは多いけど、キョンと一緒にスポーツできて嬉しいわ。うん。
 そういうわけで、勝つわよ。

「有希ー! 絶対打ちなさいよぉ!」
「イエス、マム。絶対打ちます」
 一回表。あたしはセカンドベースの近くから声援を飛ばす。
 バッターボックスには有希。小器用そうだから二番の打順よ。
 ここは一発いきなりタイムリーかツーランで先制攻撃ドカーンなんだから。
「有希有希ー! 三振したらぶっころすからねー!」
「イエス、マム。心配には及ばない」
 念には念をと声援かつ指示を飛ばす。有希は鋭いフォームでびしっと構えている。
 相手のピッチャーはいきなり女の子のあたしにツーベースを打たれたのにびびったのか、なかなか長いサインのやりとりをしている。うざいわね。さっさとしろってのよ。
「おい、マグロ。ここはバントだ。一点を確実に取りに行く」
 と、ベンチの中のキョンが有希に声をかけた。
 ……うー。キョンの言うことは聞いてあげたいけど、ここはやっぱりヒッティングよ。
 手堅いのは向いてないわ。ドカンと行かないと。
 それに、有希だって打つって快諾したし、ほら――
「イエス、ユア、ハイネス。仰せのままに」
 ――頬を染めてキョンに向けて恭しく一礼したかと思うと、バントの構えをとっていた。
 コラー! 何してんのよ! 監督のいう事を聞きなさい!
 と言っても無駄だ。完全に。あんの色ボケ女は、キョンがやらせろと言ったら耳の穴まで差し出す覚悟なのである。
「……まぁ、良いわ。有希、送るんならきっちりね」
「アイ、マム。彼のご期待どおりに」
 ピッチャーが投げる――落ちる! 変化球!? 女の子に!? 最低童貞!
 けれど有希は持ち前の小器用さで……その難しい球を見事、

「まぁぁぁぁく、まぐっ、ワイッ、ヤッー!」

「しょだいファミシュタをおもいだしゅましゅねー」
 カッキーンと。バントで、ホームランを打った。――え? マジ?

「ノビタ。……いや、いい。やっぱり聞かん」
「あっ、あん、あぅん、なんでしゅか。なんでも聞いてくだしゃい!」
「――――なら、歳幾つだ」
「ワワワワ、ワイリー!」
 ベンチのアホなやり取りと相手チームの驚嘆の声をBGMに、あたしと有希はベースを一周した。
 なんだかよく分からないけど、確かなのは有希は野球の天才ってことだわ。うん
 バントでホームランなんて市民大会ってレベルじゃねぇわ。
 これで一気に二点。なかなか良い滑り出しよ。
「すごいですね、お二人とも。いやはや、感服です」
「よくやったぞ、マグロ。電波。二人ともなかなかのバッティングセンスだ」
 三番の打順の古泉君と、ネクストのキョンとホームを踏んでからハイタッチ。
 と見せかけて古泉君はスルー。泣いてるけど気にしない。
 そんなこよりあのキョンが珍しく手放しに褒めてくれてんのよ!?
 よろこばいでいられいでか! 日本語変だ!
「まぁ、これくらい当然! ね、有希?」
「私目は殿下のご期待に沿えて安心しております、褒美に頭を撫でていただけませんか」
「変な呼び方するな、マグロ。いいか、喜ぶのは勝ってからだ」
「イエス、ユア、ハイネス!」
「……それもそうね。古泉君。ホームランじゃないと即退部だから」
 今にもキョンに抱きつきそうな有希を引きずってベンチに戻る。
 あたしはピッチャーだから投球練習をしておかないといけないわ。
 後ろから古泉君の「ドMには最高の応援です、アッー!」聞こえない。
「しゅじゅみやたん、薄汚いアバズレ、ないしゅでしゅよ!」
「ありがとみくるちゃん。みくるちゃんも打ってよね」
「そのでかい乳を存分に活用してデッドボールでも狙え、牛が」
 あんだとー? あんだよこら!
 と睨み合いになるのは何時ものことだけれど、ウゼェ。
「喧嘩すなボケどもが!」 
「イエス、マム! 失礼いたしました!」
「ふぁーい! しゃー、いえしゅ、しゃー!」
「有希、投球練習するわよ」
「イエス、マム! 投球練習開始します、アイ!」
「みくるちゃん! 毎度だけど何いってんのか分からない!」
「しゅみましぇーん!」
 グローブとボールを持ってベンチから出る。
 後ろからその他の「ナイスにょろ!」「やるわね長門さん」「WAWAWA!」「谷口! パンツはいてないよ!?」聞こえない。
 後半二組聞こえない。人数あわせだこんちくしょう。
 投げ込みは練習でしてきたわ。肩をつくっとかないとね。
 とか考えつつ、ネクストのキョンの近くにじりじりと寄って行き、さりげなく話しかける。
「どうキョン? 古泉君打てそう?」
「電波か。投球練習はどうした?」
「マウンド行ってからの八球で十分よ。で、古泉君ホームラン打てそう?」
 退部だと脅しているのは勿論冗談だが、三番が戦力にならないとキツイわ。
 キョンはあごでくいっとバッターボックスの方をさす。
「……?」
 あれ?
 なんだろう。キョン、どうしてか目線は向けない。
 なにかあるのかしら。
 そう思ってそれを見てしまって、あたしは意識が吹っ飛びかけた。
 ――古泉一樹。通称徳利。仮性の包茎。
 あろうことはアイツは、


      ●●●
     ●(^ω^)  <僕に打てない球などありません! ふんもっふ!
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     /⌒    ヽ
    / /    ノヽ    _ー ̄_ ̄)
    ( /ヽ   | ) --_- ― = ̄  ̄`:, 
    \ /  _, -'' ̄  = __――=',
      (   _~"" --  _-―  ̄=_  )
      |   /,,, _―  ̄_=_  ` )),
      |  / /   ―= _ ) ̄=_)  
      (  ) )      _ _ )=  _) 
      | | /          = _) 
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     / |\ \        
     ∠/   ̄            
                         

「――――なに、アレ?」
「バットを股間に挟んでいるだけだと言い張ってるが、信じられん」
「……バット、よね」
「見たくないから確認できん」
「……」
「……」

「早すぎて普通に沢山に見えているのです! ふんもっふ!」

 ピストルがあったら発砲していた。完全に。
 あんなクソ恥さらし、我が部においておく理由が見当たらない。
「変則的なバッティングフォームよね」
「そういうことにすうか」
 あたしたちは絶句しつつ、目をそらしつつ、ちら見しつつ、
 とにかくいやだけど撃ちたいけど古泉君の様子を伺った。

「うーてないボールが、あーるもーのかー! ふんもっふ!」

 それにしてもノリノリだわ。
 どこからあんな自信が出てくるのかしら。
 やる気があるのは良いことだけど、撃ち殺したい。

「どうしました! どうしたましたピッチャー!? 僕の威圧感に飲まれているのですか!?」
 あんなこと言われた退場になってもいいからビーンボール投げる。
 と思ったのはあたしだけではないようで、
 相手チームのピッチャーも唖然茫然から立ち直ると、唸るようなストーレートをクイックで投げた。
「早い!」
「これは顔だぞ!」
 いや、投げるとは思ったけど、流石に死ぬんじゃなかろうか。
 撃ち殺したいとかなんとか思ったけど、流石に心配よ。そりゃ。だから避けて、古泉君……!


      ●●●
     ●(^ω^)  < あまい! チンコ百烈打法!
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     /⌒    ヽ
    / /    ノヽ    _ー ̄_ ̄)
    ( /ヽ   | ) --_- ― = ̄  ̄`:,         ギューーーーーン
    \ /  _, -'' ̄  = __――=', 
      (   _~"" --  _-―  ̄=_  )   ◎===============
      |   /,,, _―  ̄_=_  ` )),
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      (  ) )      _ _ )=  _) 
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     ∠/   ̄            
             


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    Σ●(;^ω^)  < ふんも――フゥゥゥゥ!!!???
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    ( /ヽ   | ) --_- ― = ̄  ̄`:, ;;;;;;;;;    ポコチーン!!
    \ /  _, -'' ̄  = __――=', ノヽ///,,,
      (   _~"" --  _-―  ̄=_ll );;◎:::ΞΞΞΞ============
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     ∠/   ̄      



     )、._人_人__,.イ.、._人_人_人
  <´くぁzwsぇdcrfvtgbyhぬjみk!!!>
    ⌒ v'⌒ヽr -、_  ,r v'⌒ヽr ' ⌒
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// / ヽ:::::       | ! || | ||!!|   ;;;/// //
// // ゝ:::::::: :  | `ー-----' |__////



「GYAAAAAAOOOOOOOOOO!!!!!??????」

 古泉君の絶叫をのせて――なぜバットなのに当たって痛いのかよく分からない。知るか!
 ともかく、白球は舞った。
 まるで、スローモーション映像を見ているかのような時間の緩慢さ。
 だんだんと小さくなっていく白球は、天を舞い、ゆるやかな放物線を描き、
 バックスクリーンの上を越えて……って、ちょ!
「ゆゆゆゆ、有希!?」
「アイ、マム。推定飛距離200メートル。世界記録です」
「ふぁーかったいポコチンでしゅねー。どうせ一人でマシュかきしゅぎて、とばしゅのだけは達者に」
「黙れノビタ。打ち殺すぞ――徳利、とっととベースを回れ」
 四者四様のリアクションを取りつつ、とにかくホームランである。
 信じられない。
 だって……げほん!
「徳利! 走れ!」
「マイロード、同意見です。コラァ! てめぇ古泉! ちゃきちゃき走れ!」
 声援に押されて、相手チームからの死にたくなるような視線に晒されて。
 とにかく古泉君は、股間を押さえた前かがみで十分以上かけてベースを一周した。
 痛かったでしょうに……ちょっと、
「この痛みがたまりませーん!」
 見直すかボケ!
「有希」
「イエス、マム」
 ぱちんと指を鳴らす。
 のと同時に、有希がホームインした古泉君のあそこを思いっきり蹴った。
 絶叫なんか「これがまたンギボヂイイイイイイ!!!」聞こえない。
 ばたんと何かゴミクズが地面に倒れふすような音。
 ともかくこれで三点目。三人で三点。過程はこの際無視して、最高のスタート。
 そして次の打者は……キョンだ!
「ホームランとはいかんが、ともかく適当にやってくる」
 ぶっきらぼうにそれだけ言って、キョンはバットを担いで歩いて行った。
 正直キョンが野球上手いかどうかは分からない。
 だがしかし、応援することに変わりは無い。
「レディース!」
「「「「「イエス、マム!」」」」」 
 掛け声と共にユニフォームを脱ぎ捨てる女子五人組は物好きだてやんでい!
 あ、露出狂じゃないわよ。
 変な想像したアンタは死刑ね。生きてる価値ないわ、うん。

「頑張ってー! キョーン! ヒット打ったらキッスしてあげるからー!」
「マイロード! わたしもきききき、きすすすす、キスを、そののの……」
「キョンくぅーん! 私はしたのおくちできっしゅをー」
「黙らんかい! この軽薄な薄汚い豚め!」
「あんだとコラ!?」
「キョンくーん! まぁ適当にがんばるにょろー! ホームラン打ったらデートしてねー!」
「おいしいおでんを作って待ってますわよー! あなたー!」
「WAWAWA!」
「谷口! 金玉いっこないよ!?」
 変なのが若干名混じったけど、あえて突っ込まないわ。
 レディースは全員チアガールの衣装でポンポンを振り、キョンを応援。
 ここまでされて嬉しくないワケがないわ。
 ――と、いうのにキョンは。

「煩い」 

 の一言でばっさりと切ってすてた。誰かにょろーんとか言って落ち込んでる。
 しかしキョンが怒った理由も頷けたわ! さすがあたし! 愛の一方通行の力!
 ホームラン連発でへこんでいた相手のピッチャーが、
 しっとマスクみたいに目から炎だして立ち直ってるじゃないの! 打てるの、いえ、打って! キョン!

「おいバッター! キョンとか言ったな? お前だけには負けられん!
 男として、男として、この宮本二十八歳負けれんのじゃああああああ!!」
「大学生チームじゃないのか。浪人と留年のしすぎだ。低脳が」
「うおおおおおおおおおお!!!!」
 ピッチャーとバッターとの真剣勝負。
 凄いわ。火が見えるわ。燃えてるわ。
 ゴング! ゴングはないの!? 誰かヒロノブさん連れてきて!
 見守り応援する方にも自然に力が入る。古泉君が倒れて泡を吹いている。知らん。
 相手のピッチャー宮本は、目から炎を迸らせながら、物凄いオーバースローで、

「いきなりスーパーモード発動! くらえモテ男! 必殺しっとボールゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

          / ト、└L, |  jJヽ
          ハ |  \ しlv┘/|!
          | 'ゝ\__> l /  ノ|
          | '⌒~-イl、`ー ´(|
          |     ,' `¨⌒/  しっとパワーの炸裂だ!
          ヽ.    ,'   /
          __,,ゝ┼─┼====┐.        ''"´"'''::;:,,,   
          | □|   .| |:|ヾ二二二二二(O″     ,,;;;;´."'''   
     _____|__,|_;||___,| |:|ノ-┬─┘     ´''::;;;;::'''"´    
    |ミ///   /   ~~|ミ|丘百~((==___    バゴーン
   .└┼-┴─┴───┴──┐~~'''''-ゝ-┤             
    ((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三);              
    ..ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノ;*;∵
      

 チョーださい名前の球を投げた。なによそりゃ。
 ――しかし目茶目茶早いわ。300キロは出てるわ。いえ、出るわけ無いそんなの。
 多分150キロは下らない。これは……見送るしか無い。
 と思った、その時よ。

「――あれ?」

 カコン。
 とても、軽やかな音だった。
 平凡なオープンスタンスに構えていたキョンのバットが、ボールを捕らえて。
 打球は気持ち良い弾道を描いて、セカンドとライトの間に落ちた。シングル・ヒット。
 キョンはファーストベースをゆっくり駆け抜けて、こんなもんかと息をついた。
 当然走りよろうとするアホどもを蹴っ飛ばし、あたしがすっ飛んでいく。
「キョン! すごいじゃないの!」
 抱きつきたかったが、後ろから有希が硬球で狙っていた。チッ!
「ん……あぁ、電波。物理だ、物理」
「……そんなもんなの?」
「そんなもんだ。最適なスイングスピード。タイミング。捕らえるポイント。ま、初めてにしちゃこんなもんだろ」
「は? 初めてなの?」
「あぁ。野球やったのは初めてだ。なかなか面白いもんだ」
 そういって、キョンはすこしだけはにかんだ。
「――」
 あぁ、キョンってスポーツも天才なのね、とか。
 物理が一番得意だもんね、とか。
 そんな当たり前のことは浮かばない。

 ただ、その顔に見ほれてた。
 滅多に見せない顔だ。多分、あたししか知らないキョンの顔。

「なんだ。俺の顔に何かついてんのか」
「あ――ううん。なにも」
「そうか。たまにはスポーツも悪くない」
「そうね。キョンがそう言うんなら、またやりましょう」

 見ほれてる間に鶴屋さんとチャックと誰かが三振でスリー・アウト。
 結局点数は三点どまり。
 あたしは「つかえない野郎だな」とぼやくキョンと並んでベンチに戻って、
 次は何のスポーツにしようかな、とか、そんな事ばかりを考えていた。

 ……だからかしら?

「有希? 説明して」
「イエス、マム! 先ほどですが、ハイブーストモード、アンチマテリアライザー出力最大でキックを放ちました」
「――で、古泉君が大事なところに重症。再起不能で八人。試合続行不可能で負けってわけ」
 はぁぁぁ、とあたしは溜め息を吐いた。
 なんだかなぁ。
 ピッチャーでキョンに良いところ見せたかったのになぁ。
 古泉君は、股間から広がる血だまりのなかで、

「ングボ、グモ、キモ、チ、ヂ、ヂ、ヂヂd、イイイイ……」

 痙攣しながら、白目を剥き、うわごとを繰り返している。
 気持ちわるいぃ! じゃなくて、ダメねこりゃ。
 野球どころかまともな人生を歩むのさえ危ういかもしれない。
 これは残念だけど、仕方なさそうね。
「電波。蹴れと命じたのはお前だ。そしてやりすぎたのはマグロだ。でも原因を作ったのは徳利だ。気にすんな」
「……まぁ、キョンもそう言うんだったら、」
「イエス、ユア、ハイネス。寛大なお心遣い、感謝いたします」
 あー。有希ってばこの子ってば。
「さりげなく抱きつこうとしてんじゃないわよ!」
「そうじゃこの骸骨女がてんめぇ! しばきいれたろか、あぁ!?」
「ややこしいから出てくんな、みくるちゃん」
「しゅじゅみやたーうんぺーじー」
 有希をへっぱがしつつ、みくるちゃんを黙らせつつ、あたしはまた溜め息を吐いた。
 あーもう、本当になんだかなぁ。まったく。

「ハルにゃん、棄権するんだねっ?」
「えぇ、そうよ。相手には朝倉、あんたが言ってきてくれる? ごめんね、打席まわせなくて」
「気にしないの。それじゃ、言ってくるね」
 そんなこんなで、球審やらに伝えること伝えて、あたしたちは一回戦負けした。
 相手チームは泣いていたけど、あれはどういう類の涙かしら? ま、どうでもいいけど。

「WAWAWA!」
「あ! よく見ると谷口じゃなくて近所の鈴木さん!?」

 ほんと、どうでもいいわ。

 さて。
 SOS団活動日誌活動記録その一市民野球大会。
 試合終了後の残念会という名前のカラオケ耐久レース。
 その最中の興奮してるときに勢いで書いたから、おかしなところが沢山あるわね。
 今日は一回戦の一回表負けしちゃったけど、キョンが楽しそうだったのでまる。
 あたしも楽しかったので二重まる。
 古泉君が名誉……? の負傷でばつ。
 その他チアガール気張ったわりには活躍できなくて、さんかく。
 朝倉と鈴木さんに打席まわしてあげられなくて、さんかく。
 トータルは……トントンかしら。こんなもんね。
 ていうか鈴木さんて誰よ。いっこばつ。
 てことは、マイナス――か。
 ん、いや、違うわ。試合終わった後キョンが、

「一部を除いて皆割りとよくやった。また機会があれば一緒にやろう」
「おー!」
「スモークチーズとおでんは今度頑張れ。じゃ、以上」
「おー! おー!」
「あたしゅはーッ!?」
 だなんて名言はいて、北高レディースの士気をあげまくったのでさんじゅうまる。
 トータルプラスで、野球大会大成功よ!
 あ、でも有希とどさくらにまぎれて朝倉までもがそのキョンに……いえ、いいわ。キリがない。
 今度からはあんまり細かいことは書かないようにしましょう。
 たとえば、そう。古泉君が全治一年の大怪我だったのに、

「僕は不死身ですよ! ふんもっふ! ふももももも!」

 たった二時間で完治したとか、そういうことは。
 あー、ほんとどうでもいい。

 gdgd しつつ完
[PR]
by kyon-haru | 2007-01-28 16:49


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