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●<6月10日

・バンバラバンバンバンバン、海のアッアッー!
 なんか暇な割りにはブログのほうのSS書く気力が沸いてこないお! だったんでアナルとか色んなとこに小ネタ落とした最近でした。
 
 特警ウィンスペクターの歌聴いてると古泉長門朝比奈三人集のテーマに聞こえてきて困る。
 ウィンスペクターって何やねん……っていう人はまだお酒飲んじゃ駄目な歳ですよ!
 あと駐輪場の正しい位置は坂の麓です。ただ文章栄えするっていう理由で校内に設置しているんで、いちいち坂を押して上るODENの北高生には申し訳ないっすね、フヒヒ!

・ふんどしふんどし
 一発は無理だったけど、二回連続で引いたらやっぱりド変☆態ですか?
>もうド☆変☆態くらいいってますね、それは……。ご、ごめんもうちょっと離れて歩いてくれる?
 本音はこれくらいにして、10種類ランダムの癖にやたら同じのが続いたりするんですよね。スクリプト見直した方がいいんじゃねえかなウェブ拍手さん。

 眠いのに眠れないのは古泉君の仕業だね・・・アナルが疼くぜ
>ご、ごご、ごめん君もちょっと離れて歩いてくれるかな?
 とりあえずボラギノールでも塗っておこう。な? 

 いつになったらキョンハルのカテゴリで2人の初体験話を書いてくれるのかな?ん? 
>ん? 君は一体何を言っているんだ? 自分がやったことあることでも、二人一緒にすれば何でも「二人で初めて」の初体験になるんだぜ?
 これだから何時もエロいこと考えてる人は困る。さて、僕はエロゲーでもしてくるかな^^^^
 冗談はさておき、書いてもキョンハルカテゴリには置けないと思うのです。ブログ停止されちゃうお! 

 巨乳ハンター三年目です自分のやりたいことを仕事に出来るって、すごく幸せです!
>ようし……へへ、ちょっと屋上へ行こうか……。

・ほんまこち亀ネタはええで!

 今まで食ったパンの枚数を覚えていないのと同じように、SOS団の活動内容の一つに「悩み相談」というもんがある事などすっかり忘れていた。
 喜緑さんの海藻類みたいな髪型とカマドウマ部長の顔をぼんやりと思い出しつつ、相談に来た女性徒と相対しているハルヒの上機嫌さにうっへりと肩を竦める。
 また何か主に俺が疲れる厄介ごとが巻き起こるんだろうな。この女生徒はお前のお友達かと長門に視線で問うが、ふるふると首を振るばかり。
 ならば阪中みたいに普通の少女なんだろう。出来うることなら相談事も普通であって欲しいもんだ、という俺の願いはしかし、
「あの……わたし漫研に所属していて、もちろん漫画を描いているんですけど……どうしても書けないシーンがあって」
「それを描くのをあたしたちに助けて欲しいってことね! で、どんなシーンなの?」
 少女は俺と古泉に視線を巡らせ、真っ赤になって俯いて、
「ゲイの二人が絡むシーンなんです……」
 とっても腐ってる発言を消え入りそうな声でぼっそりと。
 脊髄反射で体中を駆け巡る絶望感に第二宇宙速度で部室を脱出しようとしたが、衝撃を感じた瞬間には長門に捕らえられていた。
 宇宙的パワーを発揮しているのか、そのちっこい手はびくともしない。ぎりぎりと肩に食い込む指の向こう、長門も目も腐っていた――戦慄。
「――大丈夫」
 何が大丈夫なのか。何が大丈夫なのか。何が大丈夫だっていうんだてんめえ!
 いやぁ! 助けて! おかあさん! と命乞いをする俺などお構いなしにハルヒはどーんと胸を叩き、
「そんなのお安い御用だわ! キョン! 古泉君! そういうワケだからちゃっちゃとゴー!」
「任されました。特別濃いのをお届けしましょう」
「え、ええっ! 引き受けるんですか!? そこで泣いてるキョンくんの意思はっ!?」
 女神かと勘違いしてしまうような慈悲深い朝比奈さんの肩をぽんと叩き、儚げに笑い、
「そんなこと言っちゃって……みくるちゃんだって嫌いなワケじゃないでしょうに。ね?」 
「……えと、ええ、でも」
「ほら。想像してごらんなさい? いっつもツンケンしてるキョンが無理やり体を開かれて羞恥と快楽に顔をゆがませている姿を」
「……ぜ、ぜひ協力しましょう!」
 腐った道に引きずりこんでいた。
 ――どうやら、とことん世界は俺に冷たいらしい。
 ケツの穴に世界の終わりの先端が触れたあたりで、俺は意識を手放した。

  
「寡黙な女の子が野良犬に獣姦されるシーンも描けません……」
「というワケだから有希、ちゃちゃっとゴー!」
「…………え?」

 …………
 ……

 長門と二人でお互い慰めあいつつ泣きながらカレーを食い、翌日のこと。
 部室で再び長門と二人で古泉をオクトパス殴りの刑に処していると、控えめに部室の扉が開かれた。
「あの、僕、漫研で、あの、その、どうしても描けないシーンがあって」
「帰れ!」
「ちょっとキョンうっさい。今度は男なんだから昨日みたいなことにはならないでしょ。大丈夫よ」
 ハルヒの言う事を信じるなど愚の骨頂だが、俺はミリ数秒で頭のCPUをフル稼働させてここは納得しておくことにした。
「……良いだろう」
 昨日は女子だった。なので、ゲイの二人が絡む。
 今日は男子である。つまり、レズの二人が絡む。
 そしてわが部には腐った輩かつ心にキズを負っていない女子が二人おり、これは「ぐふふ堪らん!」な事になるに違いないという寸法だ。
 もしその時になったらこのアホンダラ漫研の野郎と古泉には部室からご退場願うことを決定事項にしつつ、今回のシーンについてに耳を傾ける。
「で、あんたはどんなシーンが描けないわけ?」
「ええっと、そのう……」
 ボケは――何故か俺に視線をやり、恥ずかしそうに俯いて、
「好きな相手に恥ずかしさからいつもつっけんどんに当たってしまう人が、ついに自分に正直になって想いを告げるシーンが描けません……」
 何だかゲイとかレズとか想像してた俺がバカなんじゃないかと思うようなピュアなことをおっしゃりました。
「き、清い! 清いよ君! 帰れとか言ってすまなかったな!」
「あ、はい。えっと、気にしてないです。大丈夫です」
「うんうん。礼儀も正しくて好青年だな。……だが、すまない。残念なことにうちの部にそんなシークレットラブを胸に秘めた人間はおらんのだ」
 だから協力できない。爽やかに青年を送り出そうとすると、何故か「えぇ?」という疑問の声が上がった。
「何が”えぇ?”なんだよお前ら。本当にいないだろうが」
「き、キョンくんあたしまでお前って……うぐしゅっ、ぐすっ、あ、あの、居るんです。居るんですよ、キョンくん」
「はぁ、……で、ソイツは一体誰なんすか?」
 腐った朝比奈さんはぐしゅぐしゅしながら……ハルヒを指差した。
 こ、これはとんだお笑い種だぜ! ハルヒがそんなエロゲーに出てくるツンデレ少女みたいな! がははは!
 あまりにもあんまりな朝比奈さんの目の節穴ぶりに腹筋を爆裂させていると、何故かハルヒまでもが顔をぐしゅっとさせ、


「キョンタン、好きです!」
 やおらそう叫んだ古泉を本気で殴り飛ばしていた。がははは!

 …………
 ……

 古泉の顎が複雑骨折して、俺の腹筋が攣ってピクピクし始めたころ。
 このカオスに普通にドン引きしている好青年が哀れになってきて、マジお帰り願おうと思ったのが、
「まちんしゃいキョン!」
 顔をぐしゅっとさせたままのハルヒに呼び止められた。
「んだようっせえな。朝比奈さんの目は節穴だったんだから、お前かんけーねーだろ」
「かかか、かんけーあるもんね! キョンもかんけーあるもんね!」
 何でこいつこんな喋り方してんだろうか。
 ていうか待てよおい。お前と俺が関係あるって……まさか朝比奈アイは節穴じゃなく、しかもそのハルヒのシークレットラブの矛先は、

「ず、ずっと好きだったの! あ、あ、だから、あ、あたしと付き合ってください!」

 ハルヒはぐしゅぐしゅのみっともない顔で、腹のそこから声を張っていた。
 ――なんだなんだ、そういうことだったのかよ。ちくしょうめ。
 俺は曖昧に頷きだけを返し、何かやたらめったら感動している青年を部屋から送り出した。良い漫画描けよ。
 パタン、と扉が閉じられ、部室にはSOS団だけが取り残される。俺は半べそでふるふるしているハルヒの肩にぽん、と手を置き、

「さすが団長だぜ! あの青年の願いに答えるために一芝居うったわけだな! アカデミーもんだったぞ!」

 渾身の笑顔を浮かべ、逆の手でサムズアップしてみせた。
 うんうん。なんて清いんだ古泉以外。ほんの少しでもまさか本当に俺のこと好きなのかとか思ってしまって申し訳ないったらないぜ。 
 ハルヒは何故か脳天に雷をくらったような顔をし、それからうずくまってえぐえぐ泣き出してしまったが、自分でそれだけ感動する演技だったんだろうな。
 ふう、喉が渇いた。朝比奈さんお茶くださいと言おうとしたら、ものすごい目で見られていたのに気が付いた。

「ほ、ほんまにキョンくんのフラグクラッシュはハンパないでしゅ!」

「何いってんすか?」
「あ、えー、なんでもないです。うふふ。日ごろの行いって大事ですよね」
「……これは演技でなくて本気。私と付き合ってください」
「いいけど、何処にだ?」
「……ほんまにハンパないで!」
by kyon-haru | 2008-06-10 19:07


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