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1月31日

・今日のムキトス
 農協行ったり色々マンドクセーな一日でした。
 昨日はyoutubeオンラインでうっかり更新するのを忘れてました。いやぁ、08MS小隊がわるいんです。僕は悪くないんです。
 石を投げるんじゃないよ。
 で、2月1日はついにプロ野球キャンプインでワクテカが止まりません。
 タイガース! タイガース! な虎吉ですが、別の意味でキチではないので紳士的に応援します。ライトが決まらないのは毎年のことだ。ともかくがんばれ。

 どうでも良いですが舞HIMEではなつきが一番好きです。

・拍手ありがとう
 キョンハル夫婦:何この萌えるハルヒ
>ちょっと精神年齢があれですが。甘くできてたら幸いですよ。
 ゲテモノゾーンが最低過ぎる(誉め言葉)
>ふんもっふ! 脳みその最低な部分使って書いてるからね!
 機嫌・・・悪そうですね…。
>そうかなぁ。すんません。
 前の方が見やすかったなぁ…。
>戻しました。たまには気分転換と思ったんすけど失敗。
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by kyon-haru | 2007-01-31 21:58

1月29日 曇り

・拍手返信29日
 ノドアメの管理人さん
>ご丁寧にどうもありがとうございました。こちらこそよろしくお願いします。恐縮です。
 今日の○○シリーズを見て、web拍手を送ってみたら拍手ssも感動的で最高でした!
>一応十種類あるよ。何度も押さそうという策略ではない。きっと。 
 キョンハル夫婦改訂マダー?
>あげたよー。
・拍手返信30日
 ヤンデレマドゥァディスカー!
>書いてるんだけどナカナカー! 
 スネーク!尻だ!尻を出せ!
>性欲をもてあます。
 みくるおばあさんの話で泣きそうになった。ゲテモノゾーンの話と同じ人が作ったのか疑った。
>同じ人なんです。多重人格でもダブルライターでもないよ! 自分でもびっくり。

・北高パープリサンガ
 その後もイケメン二人の活躍により、俺が属するチームは12-0という野球みたいなスコアで圧勝した。相手方がナントカ研究部など文民中心のひ弱チームだったといえど、これは酷い。俺に対するファウルで受けた相手方のレッドカードが二枚。イエローカードが七枚。酷すぎる。
「えー、それでは終了だ。次の時間も別のクラスがサッカーをするから、用具などは片付けなくていい。筋肉痛にならないようにストレッチだけはしっかりやっとけよー」
 岡部の号令の後、響くチャイム。
 はぁぁ……。やっと終了か。
 俺はもういろんな意味で疲れた体を引きずり、のろのろ歩いて教室へと向かう。
「キョン、大丈夫?」
「じゃねぇ。主に誰かの所為で」
 隣に並んできた国木田とは反対側を歩く誰かこと谷口に、恨みがましい視線を向ける。
 終始ピッチを縦横無尽に走り回りオウンゴールのハットトリックを決めたある意味奇跡の男は、不満たらたらの顔をした。心外だという、抗議の表情。
 なぜそんな態度に出られるか不思議でしょうがない。 
「なんだよその目は」
「同性として直視し難い可愛そうなヤツを見る目だ」
「どういう意味だよ」
「そのままの意味じゃないかな、谷口。どう見てもあれは、」
 国木田はそこで区切り、慎重に言葉をさがし、オブラートに包んだはずなのだが、
「……もてない男の妬みと僻みだったよ」
 出てきた言葉は思い切りストレートだった。
 思わぬ友達の痛烈な一撃に谷口は「ぬおおお」と慄いた。哀れだ。哀れすぎる。モテない男なんてしねばいいのに。そんな酷なことを思わせてしまうほどに、哀れだった。 
 だがしかし切り替えが早いのはバカの良いところ。谷口はすぐにケロケロという顔をすると、「だってよぉ」を枕にしてつまらなさそうに喋りだす。
「AAプラスランク。委員長。成績優秀。同性からの信望もある。なーんであの朝倉涼子がキョンなんかと付き合うんだ? キョンが朝倉の弱みかなんか握ったとしか考えられん」
「そんな最低なことするか。それに、付き合ってくれと言って来たのは向こうだ」
「うっそおおおお!?」
 谷口はムンクの叫びもかくやという雄叫びをあげる。
 目が点。開いた口が塞がらない。一般的に用いられる驚いたときの表情の見本みたいな顔である。面白いが、声がでかいし顔がムサイし驚きすぎだ。
「驚きすぎだぞ、おい」
「いやいやいや、かぁーっ! こんなのの何処が良いのかねぇ!」
 失礼千万もここまでくると清清しい。人を指差すんあじゃねぇ、コラ。
「なぁ、殴っていいよな?」
「気持ちは分かるけど、やめた方が良いんじゃないかな」
「涼宮といいこの高校には物好きばっかりかよ、畜生!」
「……ハル、いや、涼宮が何だって?」
「女の子と付き合うんだったらもっと女心の勉強した方がいいよ、キョン」
「まぁ、それについては同意するが……」
「さっさと振られちまえー!」
 そんなアホなやり取りをしているうちに、教室へとたどり着く。
 汗臭い体操服を脱ぎ、適当に汗を拭き、さらさらスプレーを脇の下へプシューだ。野郎どもの着替えシーンをなるべく視界に入れないように、こそこそと素早く着替える。
「……」
 その着替えている間中、国木田の言葉が頭の中をリフレインしていた。
 ――もっと女心の勉強をしろ。
 その一言が。
「はぁ」 
 カッターの襟を整えつつ、溜め息をはいた。
 確かに国木田の言うとおりだ。どうしてあの一連の会話の流れでこんなことを言われたのかはわからないが、もっと色々勉強した方が良いのは確実である。
 今朝の呼び方しかり、どう対処対応したら良いか分からない場合が俺には多すぎる。
 これから訪れるだろうデートというイベントの時に、何処に行ったら良いかとか、昼飯は何にしたら良いかとか、さっぱり検討もつかない。もしプレゼントの一つでもすることになったとき、どんなものを贈れば女の子が喜ぶかも分からない。
 ……女と付き合うのは初めてだからしょうがない。
 では済まない、だろう。難しいが、頑張ろう。俺のことを好いて付き合いたいと思ってくれた涼子のためにも。自分のためにも。
 ――自分のため?
 いや、そもそも、俺は、
「……あ?」
 ――何か頭に引っかかった。とても小さな違和感。
 小さすぎて、着替え終わることには違和感があったことをすっかり忘れてしまっていた。何なんだ……? と疑問にすら思うことすらない。そんな小さすぎる違和感だった。
「キョン、次は理科室だよ。急ごう」
「さっさとしろよ、色男」
「あぁ、わかった」
 あえて谷口には突っ込まずに、教室を出る。
「全員着替え終わったから入っていいよー」
 廊下に出れば、我等のクラスの扉から顔を出している涼子の姿があった。
「嫁さん登場ってか」
「うるせぇ」 
 今度は谷口に突っ込む。しかし……嫁さん、嫁さんか。確かに良いお嫁さんになりそうな逸材である。――と、頬が思わず緩んでしまったところで、俺は重大なことに気がついた。
 現在五時限目終了。
 つまり。
 次の授業が終わったら放課後で、放課後になればSOS団の部室に行かないといけない。
「最低だ」
 朝のハルヒの姿を思い出して重りが圧し掛かったように肩が下がった。
 あえて今まで忘れていたのに、急激に気分が重たくなる。
 正直行きたくねぇ。しかし行かないとかなりマジに死刑である。だがしかしのしかし、行っても死刑な気もする。って、どっちにしても死ぬんかい。
 いや、マジでどうしよう。
「……涼子に相談してみるか」
 情け無いが、背に腹は変えられない。彼氏のピンチなら助けてくれる――だろうか。いや、信じよう。信じるさ。少なくとも長門や朝比奈さんや古泉の超トンデモ話の百倍は信じる。
「――だからさ、という訳でちょいと助けて欲しいんだが」
「まっかせておいて! キョン君のためならブラックホールの中でも何処へでも!」
 理科室へと向かう道中に、快諾の取り付け成功した。
 思わず抱きつきそうになったね。本当にありがとう、ありがとう。情け無い彼氏ですまない。
「ううん。気にしないで。私も涼宮さんには言いたいことがあったし」
「そうなのか?」
「うん。大事なことよ」
 そう話す涼子の顔は真剣で、きりりと清潔な眉毛がまるでサムライのようだった。
 女の子に対してサムライって褒め言葉なのか? ……おいおい調べておこう。
 ――さてさてさてさてだ! ついに来たぞ。放課後だ。理科の授業内容なんてほっとんど頭に入っちゃいないさ。授業が終わると、ハルヒはなんと教室に帰らずに、そのまま部室へと直行していた。アグレッシブすぎる。
 そんなハルヒに遅れること、一般人分。
 俺達二人は、人外魔境の如き文芸部室の前までやって来ていた。
「それじゃ、行こう」
「ええ」
 顔をあわせて、頷きあう。
 時に西暦200X年。
 後に”第一次北高大決戦女性の嫉妬というものは非常に怖いですねハ、ハハハ……とは古泉の談”が、今まさに始まろうとしていた!
 なにこのテンション。つうかあれ? どうなるの、俺?
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by kyon-haru | 2007-01-29 22:52

キワモノパレパレード

 前略SOS団活動日誌。今日からつけはじめたんだけど気にしない。
 そして今日は市民野球大会なわけ。
 変なおまけは多いけど、キョンと一緒にスポーツできて嬉しいわ。うん。
 そういうわけで、勝つわよ。

「有希ー! 絶対打ちなさいよぉ!」
「イエス、マム。絶対打ちます」
 一回表。あたしはセカンドベースの近くから声援を飛ばす。
 バッターボックスには有希。小器用そうだから二番の打順よ。
 ここは一発いきなりタイムリーかツーランで先制攻撃ドカーンなんだから。
「有希有希ー! 三振したらぶっころすからねー!」
「イエス、マム。心配には及ばない」
 念には念をと声援かつ指示を飛ばす。有希は鋭いフォームでびしっと構えている。
 相手のピッチャーはいきなり女の子のあたしにツーベースを打たれたのにびびったのか、なかなか長いサインのやりとりをしている。うざいわね。さっさとしろってのよ。
「おい、マグロ。ここはバントだ。一点を確実に取りに行く」
 と、ベンチの中のキョンが有希に声をかけた。
 ……うー。キョンの言うことは聞いてあげたいけど、ここはやっぱりヒッティングよ。
 手堅いのは向いてないわ。ドカンと行かないと。
 それに、有希だって打つって快諾したし、ほら――
「イエス、ユア、ハイネス。仰せのままに」
 ――頬を染めてキョンに向けて恭しく一礼したかと思うと、バントの構えをとっていた。
 コラー! 何してんのよ! 監督のいう事を聞きなさい!
 と言っても無駄だ。完全に。あんの色ボケ女は、キョンがやらせろと言ったら耳の穴まで差し出す覚悟なのである。
「……まぁ、良いわ。有希、送るんならきっちりね」
「アイ、マム。彼のご期待どおりに」
 ピッチャーが投げる――落ちる! 変化球!? 女の子に!? 最低童貞!
 けれど有希は持ち前の小器用さで……その難しい球を見事、

「まぁぁぁぁく、まぐっ、ワイッ、ヤッー!」

「しょだいファミシュタをおもいだしゅましゅねー」
 カッキーンと。バントで、ホームランを打った。――え? マジ?

「ノビタ。……いや、いい。やっぱり聞かん」
「あっ、あん、あぅん、なんでしゅか。なんでも聞いてくだしゃい!」
「――――なら、歳幾つだ」
「ワワワワ、ワイリー!」
 ベンチのアホなやり取りと相手チームの驚嘆の声をBGMに、あたしと有希はベースを一周した。
 なんだかよく分からないけど、確かなのは有希は野球の天才ってことだわ。うん
 バントでホームランなんて市民大会ってレベルじゃねぇわ。
 これで一気に二点。なかなか良い滑り出しよ。
「すごいですね、お二人とも。いやはや、感服です」
「よくやったぞ、マグロ。電波。二人ともなかなかのバッティングセンスだ」
 三番の打順の古泉君と、ネクストのキョンとホームを踏んでからハイタッチ。
 と見せかけて古泉君はスルー。泣いてるけど気にしない。
 そんなこよりあのキョンが珍しく手放しに褒めてくれてんのよ!?
 よろこばいでいられいでか! 日本語変だ!
「まぁ、これくらい当然! ね、有希?」
「私目は殿下のご期待に沿えて安心しております、褒美に頭を撫でていただけませんか」
「変な呼び方するな、マグロ。いいか、喜ぶのは勝ってからだ」
「イエス、ユア、ハイネス!」
「……それもそうね。古泉君。ホームランじゃないと即退部だから」
 今にもキョンに抱きつきそうな有希を引きずってベンチに戻る。
 あたしはピッチャーだから投球練習をしておかないといけないわ。
 後ろから古泉君の「ドMには最高の応援です、アッー!」聞こえない。
「しゅじゅみやたん、薄汚いアバズレ、ないしゅでしゅよ!」
「ありがとみくるちゃん。みくるちゃんも打ってよね」
「そのでかい乳を存分に活用してデッドボールでも狙え、牛が」
 あんだとー? あんだよこら!
 と睨み合いになるのは何時ものことだけれど、ウゼェ。
「喧嘩すなボケどもが!」 
「イエス、マム! 失礼いたしました!」
「ふぁーい! しゃー、いえしゅ、しゃー!」
「有希、投球練習するわよ」
「イエス、マム! 投球練習開始します、アイ!」
「みくるちゃん! 毎度だけど何いってんのか分からない!」
「しゅみましぇーん!」
 グローブとボールを持ってベンチから出る。
 後ろからその他の「ナイスにょろ!」「やるわね長門さん」「WAWAWA!」「谷口! パンツはいてないよ!?」聞こえない。
 後半二組聞こえない。人数あわせだこんちくしょう。
 投げ込みは練習でしてきたわ。肩をつくっとかないとね。
 とか考えつつ、ネクストのキョンの近くにじりじりと寄って行き、さりげなく話しかける。
「どうキョン? 古泉君打てそう?」
「電波か。投球練習はどうした?」
「マウンド行ってからの八球で十分よ。で、古泉君ホームラン打てそう?」
 退部だと脅しているのは勿論冗談だが、三番が戦力にならないとキツイわ。
 キョンはあごでくいっとバッターボックスの方をさす。
「……?」
 あれ?
 なんだろう。キョン、どうしてか目線は向けない。
 なにかあるのかしら。
 そう思ってそれを見てしまって、あたしは意識が吹っ飛びかけた。
 ――古泉一樹。通称徳利。仮性の包茎。
 あろうことはアイツは、


      ●●●
     ●(^ω^)  <僕に打てない球などありません! ふんもっふ!
       | |
     /⌒    ヽ
    / /    ノヽ    _ー ̄_ ̄)
    ( /ヽ   | ) --_- ― = ̄  ̄`:, 
    \ /  _, -'' ̄  = __――=',
      (   _~"" --  _-―  ̄=_  )
      |   /,,, _―  ̄_=_  ` )),
      |  / /   ―= _ ) ̄=_)  
      (  ) )      _ _ )=  _) 
      | | /          = _) 
      | | |.              
     / |\ \        
     ∠/   ̄            
                         

「――――なに、アレ?」
「バットを股間に挟んでいるだけだと言い張ってるが、信じられん」
「……バット、よね」
「見たくないから確認できん」
「……」
「……」

「早すぎて普通に沢山に見えているのです! ふんもっふ!」

 ピストルがあったら発砲していた。完全に。
 あんなクソ恥さらし、我が部においておく理由が見当たらない。
「変則的なバッティングフォームよね」
「そういうことにすうか」
 あたしたちは絶句しつつ、目をそらしつつ、ちら見しつつ、
 とにかくいやだけど撃ちたいけど古泉君の様子を伺った。

「うーてないボールが、あーるもーのかー! ふんもっふ!」

 それにしてもノリノリだわ。
 どこからあんな自信が出てくるのかしら。
 やる気があるのは良いことだけど、撃ち殺したい。

「どうしました! どうしたましたピッチャー!? 僕の威圧感に飲まれているのですか!?」
 あんなこと言われた退場になってもいいからビーンボール投げる。
 と思ったのはあたしだけではないようで、
 相手チームのピッチャーも唖然茫然から立ち直ると、唸るようなストーレートをクイックで投げた。
「早い!」
「これは顔だぞ!」
 いや、投げるとは思ったけど、流石に死ぬんじゃなかろうか。
 撃ち殺したいとかなんとか思ったけど、流石に心配よ。そりゃ。だから避けて、古泉君……!


      ●●●
     ●(^ω^)  < あまい! チンコ百烈打法!
       | |
     /⌒    ヽ
    / /    ノヽ    _ー ̄_ ̄)
    ( /ヽ   | ) --_- ― = ̄  ̄`:,         ギューーーーーン
    \ /  _, -'' ̄  = __――=', 
      (   _~"" --  _-―  ̄=_  )   ◎===============
      |   /,,, _―  ̄_=_  ` )),
      |  / /   ―= _ ) ̄=_)  
      (  ) )      _ _ )=  _) 
      | | /          = _) 
      | | |.              
     / |\ \        
     ∠/   ̄            
             


      ●●●
    Σ●(;^ω^)  < ふんも――フゥゥゥゥ!!!???
       | |
     /⌒    ヽ
    / /    ノヽ    _ー ̄_ ̄) ///:::
    ( /ヽ   | ) --_- ― = ̄  ̄`:, ;;;;;;;;;    ポコチーン!!
    \ /  _, -'' ̄  = __――=', ノヽ///,,,
      (   _~"" --  _-―  ̄=_ll );;◎:::ΞΞΞΞ============
      |   /,,, _―  ̄_=_  ` )),::: ;ヽ/
      |  / /   ―= _ ) ̄=_)  ,..///
      (  ) )      _ _ )=  _);;;; 
      | | /          = _) 
      | | |.              
     / |\ \        
     ∠/   ̄      



     )、._人_人__,.イ.、._人_人_人
  <´くぁzwsぇdcrfvtgbyhぬjみk!!!>
    ⌒ v'⌒ヽr -、_  ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: <   _,ノ`' 、ヽ、_ ノ  ;;;ヽ  //
///// /::::   (y○')`ヽ) ( ´(y○')    ;;|  /
// //,|:::     ( ( /    ヽ) )+     ;| /
/ // |:::     +  ) )|~ ̄ ̄~.|( (    ;;|// ////
/// :|::       ( (||||! i: |||! !| |) )  ;|// ///
////|::::    + U | |||| !! !!||| :U  ;;;| ///
////|:::::       | |!!||l ll||!!| |    ;;| ////
// / ヽ:::::       | ! || | ||!!|   ;;;/// //
// // ゝ:::::::: :  | `ー-----' |__////



「GYAAAAAAOOOOOOOOOO!!!!!??????」

 古泉君の絶叫をのせて――なぜバットなのに当たって痛いのかよく分からない。知るか!
 ともかく、白球は舞った。
 まるで、スローモーション映像を見ているかのような時間の緩慢さ。
 だんだんと小さくなっていく白球は、天を舞い、ゆるやかな放物線を描き、
 バックスクリーンの上を越えて……って、ちょ!
「ゆゆゆゆ、有希!?」
「アイ、マム。推定飛距離200メートル。世界記録です」
「ふぁーかったいポコチンでしゅねー。どうせ一人でマシュかきしゅぎて、とばしゅのだけは達者に」
「黙れノビタ。打ち殺すぞ――徳利、とっととベースを回れ」
 四者四様のリアクションを取りつつ、とにかくホームランである。
 信じられない。
 だって……げほん!
「徳利! 走れ!」
「マイロード、同意見です。コラァ! てめぇ古泉! ちゃきちゃき走れ!」
 声援に押されて、相手チームからの死にたくなるような視線に晒されて。
 とにかく古泉君は、股間を押さえた前かがみで十分以上かけてベースを一周した。
 痛かったでしょうに……ちょっと、
「この痛みがたまりませーん!」
 見直すかボケ!
「有希」
「イエス、マム」
 ぱちんと指を鳴らす。
 のと同時に、有希がホームインした古泉君のあそこを思いっきり蹴った。
 絶叫なんか「これがまたンギボヂイイイイイイ!!!」聞こえない。
 ばたんと何かゴミクズが地面に倒れふすような音。
 ともかくこれで三点目。三人で三点。過程はこの際無視して、最高のスタート。
 そして次の打者は……キョンだ!
「ホームランとはいかんが、ともかく適当にやってくる」
 ぶっきらぼうにそれだけ言って、キョンはバットを担いで歩いて行った。
 正直キョンが野球上手いかどうかは分からない。
 だがしかし、応援することに変わりは無い。
「レディース!」
「「「「「イエス、マム!」」」」」 
 掛け声と共にユニフォームを脱ぎ捨てる女子五人組は物好きだてやんでい!
 あ、露出狂じゃないわよ。
 変な想像したアンタは死刑ね。生きてる価値ないわ、うん。

「頑張ってー! キョーン! ヒット打ったらキッスしてあげるからー!」
「マイロード! わたしもきききき、きすすすす、キスを、そののの……」
「キョンくぅーん! 私はしたのおくちできっしゅをー」
「黙らんかい! この軽薄な薄汚い豚め!」
「あんだとコラ!?」
「キョンくーん! まぁ適当にがんばるにょろー! ホームラン打ったらデートしてねー!」
「おいしいおでんを作って待ってますわよー! あなたー!」
「WAWAWA!」
「谷口! 金玉いっこないよ!?」
 変なのが若干名混じったけど、あえて突っ込まないわ。
 レディースは全員チアガールの衣装でポンポンを振り、キョンを応援。
 ここまでされて嬉しくないワケがないわ。
 ――と、いうのにキョンは。

「煩い」 

 の一言でばっさりと切ってすてた。誰かにょろーんとか言って落ち込んでる。
 しかしキョンが怒った理由も頷けたわ! さすがあたし! 愛の一方通行の力!
 ホームラン連発でへこんでいた相手のピッチャーが、
 しっとマスクみたいに目から炎だして立ち直ってるじゃないの! 打てるの、いえ、打って! キョン!

「おいバッター! キョンとか言ったな? お前だけには負けられん!
 男として、男として、この宮本二十八歳負けれんのじゃああああああ!!」
「大学生チームじゃないのか。浪人と留年のしすぎだ。低脳が」
「うおおおおおおおおおお!!!!」
 ピッチャーとバッターとの真剣勝負。
 凄いわ。火が見えるわ。燃えてるわ。
 ゴング! ゴングはないの!? 誰かヒロノブさん連れてきて!
 見守り応援する方にも自然に力が入る。古泉君が倒れて泡を吹いている。知らん。
 相手のピッチャー宮本は、目から炎を迸らせながら、物凄いオーバースローで、

「いきなりスーパーモード発動! くらえモテ男! 必殺しっとボールゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

          / ト、└L, |  jJヽ
          ハ |  \ しlv┘/|!
          | 'ゝ\__> l /  ノ|
          | '⌒~-イl、`ー ´(|
          |     ,' `¨⌒/  しっとパワーの炸裂だ!
          ヽ.    ,'   /
          __,,ゝ┼─┼====┐.        ''"´"'''::;:,,,   
          | □|   .| |:|ヾ二二二二二(O″     ,,;;;;´."'''   
     _____|__,|_;||___,| |:|ノ-┬─┘     ´''::;;;;::'''"´    
    |ミ///   /   ~~|ミ|丘百~((==___    バゴーン
   .└┼-┴─┴───┴──┐~~'''''-ゝ-┤             
    ((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三);              
    ..ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノ;*;∵
      

 チョーださい名前の球を投げた。なによそりゃ。
 ――しかし目茶目茶早いわ。300キロは出てるわ。いえ、出るわけ無いそんなの。
 多分150キロは下らない。これは……見送るしか無い。
 と思った、その時よ。

「――あれ?」

 カコン。
 とても、軽やかな音だった。
 平凡なオープンスタンスに構えていたキョンのバットが、ボールを捕らえて。
 打球は気持ち良い弾道を描いて、セカンドとライトの間に落ちた。シングル・ヒット。
 キョンはファーストベースをゆっくり駆け抜けて、こんなもんかと息をついた。
 当然走りよろうとするアホどもを蹴っ飛ばし、あたしがすっ飛んでいく。
「キョン! すごいじゃないの!」
 抱きつきたかったが、後ろから有希が硬球で狙っていた。チッ!
「ん……あぁ、電波。物理だ、物理」
「……そんなもんなの?」
「そんなもんだ。最適なスイングスピード。タイミング。捕らえるポイント。ま、初めてにしちゃこんなもんだろ」
「は? 初めてなの?」
「あぁ。野球やったのは初めてだ。なかなか面白いもんだ」
 そういって、キョンはすこしだけはにかんだ。
「――」
 あぁ、キョンってスポーツも天才なのね、とか。
 物理が一番得意だもんね、とか。
 そんな当たり前のことは浮かばない。

 ただ、その顔に見ほれてた。
 滅多に見せない顔だ。多分、あたししか知らないキョンの顔。

「なんだ。俺の顔に何かついてんのか」
「あ――ううん。なにも」
「そうか。たまにはスポーツも悪くない」
「そうね。キョンがそう言うんなら、またやりましょう」

 見ほれてる間に鶴屋さんとチャックと誰かが三振でスリー・アウト。
 結局点数は三点どまり。
 あたしは「つかえない野郎だな」とぼやくキョンと並んでベンチに戻って、
 次は何のスポーツにしようかな、とか、そんな事ばかりを考えていた。

 ……だからかしら?

「有希? 説明して」
「イエス、マム! 先ほどですが、ハイブーストモード、アンチマテリアライザー出力最大でキックを放ちました」
「――で、古泉君が大事なところに重症。再起不能で八人。試合続行不可能で負けってわけ」
 はぁぁぁ、とあたしは溜め息を吐いた。
 なんだかなぁ。
 ピッチャーでキョンに良いところ見せたかったのになぁ。
 古泉君は、股間から広がる血だまりのなかで、

「ングボ、グモ、キモ、チ、ヂ、ヂ、ヂヂd、イイイイ……」

 痙攣しながら、白目を剥き、うわごとを繰り返している。
 気持ちわるいぃ! じゃなくて、ダメねこりゃ。
 野球どころかまともな人生を歩むのさえ危ういかもしれない。
 これは残念だけど、仕方なさそうね。
「電波。蹴れと命じたのはお前だ。そしてやりすぎたのはマグロだ。でも原因を作ったのは徳利だ。気にすんな」
「……まぁ、キョンもそう言うんだったら、」
「イエス、ユア、ハイネス。寛大なお心遣い、感謝いたします」
 あー。有希ってばこの子ってば。
「さりげなく抱きつこうとしてんじゃないわよ!」
「そうじゃこの骸骨女がてんめぇ! しばきいれたろか、あぁ!?」
「ややこしいから出てくんな、みくるちゃん」
「しゅじゅみやたーうんぺーじー」
 有希をへっぱがしつつ、みくるちゃんを黙らせつつ、あたしはまた溜め息を吐いた。
 あーもう、本当になんだかなぁ。まったく。

「ハルにゃん、棄権するんだねっ?」
「えぇ、そうよ。相手には朝倉、あんたが言ってきてくれる? ごめんね、打席まわせなくて」
「気にしないの。それじゃ、言ってくるね」
 そんなこんなで、球審やらに伝えること伝えて、あたしたちは一回戦負けした。
 相手チームは泣いていたけど、あれはどういう類の涙かしら? ま、どうでもいいけど。

「WAWAWA!」
「あ! よく見ると谷口じゃなくて近所の鈴木さん!?」

 ほんと、どうでもいいわ。

 さて。
 SOS団活動日誌活動記録その一市民野球大会。
 試合終了後の残念会という名前のカラオケ耐久レース。
 その最中の興奮してるときに勢いで書いたから、おかしなところが沢山あるわね。
 今日は一回戦の一回表負けしちゃったけど、キョンが楽しそうだったのでまる。
 あたしも楽しかったので二重まる。
 古泉君が名誉……? の負傷でばつ。
 その他チアガール気張ったわりには活躍できなくて、さんかく。
 朝倉と鈴木さんに打席まわしてあげられなくて、さんかく。
 トータルは……トントンかしら。こんなもんね。
 ていうか鈴木さんて誰よ。いっこばつ。
 てことは、マイナス――か。
 ん、いや、違うわ。試合終わった後キョンが、

「一部を除いて皆割りとよくやった。また機会があれば一緒にやろう」
「おー!」
「スモークチーズとおでんは今度頑張れ。じゃ、以上」
「おー! おー!」
「あたしゅはーッ!?」
 だなんて名言はいて、北高レディースの士気をあげまくったのでさんじゅうまる。
 トータルプラスで、野球大会大成功よ!
 あ、でも有希とどさくらにまぎれて朝倉までもがそのキョンに……いえ、いいわ。キリがない。
 今度からはあんまり細かいことは書かないようにしましょう。
 たとえば、そう。古泉君が全治一年の大怪我だったのに、

「僕は不死身ですよ! ふんもっふ! ふももももも!」

 たった二時間で完治したとか、そういうことは。
 あー、ほんとどうでもいい。

 gdgd しつつ完
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by kyon-haru | 2007-01-28 16:49

1月27日と28日

・今日のムキトス 眠い
 ウボァー!
 ノドアメさんと相互リンクに。
 どうもありがとうございました。

・今日のサッカー
 ――いっちょストレスがまた溜まりました。
 右サイに回せ! 左サイから攻めろ!
 そんな叫びばかり耳にする。何故か俺に集中的にボールが集まってくる。
 別に「ヘイ!」だなんて手を挙げてパスを催促したわけじゃない。単に動き回って汗をかきたかっただけなのに、心優しい級友たちは俺にボールを集めてくれ、
「うおおおおおおおお!」
「しねぇええええええええ!」
 明らかにファールな反則タックルやスライディングで襲ってくる。
 その繰り返し。延々に繰り返し。ていうか「死ね」だなんてかけ声はもはやサッカーではない。
 別に俺は神経な麻痺しているワケではないので、故意だなんて事は一目瞭然。
「いってぇ!?」
「ファール! フリーキックだ!」
 岡部の笛と普通の運動靴にすくわれる。これがもしスパイクだったらと考えたらぞっとした。何針も縫うことになっていただろう。
 ……そう。コイツら、合法的に俺に嫌がらせをしているのだ。
 ミサイルキックの如きタックルなんだかスライディングなんだかをかましてくれた隣の組の名前も知らない誰かは、二枚目のイエローを食らって退場処分となった。
 退場する際目と目が合う。彼の目が言っていた。――幸せ者は許さない。
「……」
 こんなことで熱くなるな、とすくめたい肩は疲労困憊で荒い呼吸に合わせて上下するだけだ。
 俺よりも先に彼女が居た数名の生徒が「登竜門だ」みたいな慰めの視線を送ってくれるが、何の癒しにもならない。そんな目をするくらいなら助けろ。この野郎。
「おいキョン。ショートパスだ。俺にまわせ」
「……あぁ」
 男前な榊の言葉に感謝して、俺はとことこホイッスルとともに小さなパスを蹴りだした。
 ボールをキープした榊は、そのままドリブルで中央から切り込んでいく。フォワードのヤツに縦パスを出し楔にし、空いたスペースへのワンツースルーパスから華麗にダイレクトミドルシュート。
「くそ、惜しい」
「ゴールキック!」
 別にサッカー部ではない彼が放ったシュートはカーブがかかっているワケでもなく、フラットでもなく。それどころか枠さえも捉えなかったが、俺を休ませようとしてくれる優しさとその運動神経に思わず惚れそうになった。
 実際、クラスの女子の何人かはコイツに惚れていると涼子から聞いた。その理由がよく分かった。良いヤツだな、榊。
 ……に、比べて。
「キョン! またマッチアップだな!」
「しつこすぎるぞ! 谷口!」
 敵チームとなった谷口は、自ら志願して左サイドのMFのポジションにつき、執拗に俺へと迫ってくる。
 正直谷口のサッカーは蹴鞠レベルで抜くのも奪うのも苦労しないが、ファールぎりぎりのチキンタックルとスライディングが鬱陶しいことこの上ない。
 ……コイツのナンパが成功しない理由がよく分かった。今更だが。
「そんなんだからモテないんだよ!」
「ううう、うっるせぇ!」
 怒った谷口はバカ正直にフェイントも何もなしに俺へとまっすぐドリブルしてくる。
 ボールを見ずに俺に注がれる熱い視線に寒気を感じながら、俺は適当に体をそらし足を伸ばした。
「ぬあっ!?」
「いただきだ!」
 あっさりとボールを奪うことに成功し、俺は逆サイドの前線で手を挙げている国木田へとロングフィードした。お前も良いヤツだな、国木田。
「ふっ、ふっ」
 正直体はバテバテで走る元気など殆ど無いのだが、男とはバカかな。
 勝負事となると本気になってしまうのである。出来ればシュートの一本でも決めてやりた俺は、適当に前線へと走りあがりながら、逆サイドの動きを目で追った。
 その視界の中を左サイドな筈の谷口が物凄い勢いで国木田の方へと走っていくのが見えたが、気にしない。
「このあたりだな……」
 俺は先ほどの榊と同じく、ミドル狙いでややゴールより遠い位置で足を止めた。
 視線の向こう、逆サイド。
 国木田はスピードは無いがキープ力のあるドリブルでサイドから切り込み、ファーサイドではっていたフォーワードにあわせるように低く早いクロスを放り込んだ。
 俺を狙った……んじゃないな、アレは。流れ弾が来たときに構えつつ、俺はボールを目で追うことに集中する。
 ちなみに今のは角度があるからアーリークロス……って言うのだろうか。イマイチ分からん。
 フォーワードはそのボールをDFとの空中戦を制し、頭で落としポストとして機能。
 落ちたボールを二列目から走りこんでいた榊が落ち着いてキーパーの逆をつき、グラウンダーでゴールへと流しこんだ。
「ゴォォォーッル!」
「くっそおお!? これで五点目だぞ!?」
 谷口の叫びがこだまする。戦略も戦術も何もなしに俺を狙う嫌がらせが仇となり、敵チームはまったく機能していない。
 そして俺のチームには心優しく優秀な二人が居り、試合は圧倒的だった。
 ……にしても谷口。そこは本来サイドバックのポジションじゃないか。お前と逆サイドの。
 お前さえ居なければ本当にストレス発散できたんだがな、アホ。
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by kyon-haru | 2007-01-27 23:02

1月26日 やべえ

・今日のムキトス
 ヴィレッタに傾きかけた。
 パロさんに続いて「ノドアメ」さん。そして「イナズマケンキュウジョ」さんに片思いリンク。
 お二方のSSを読んでいないそこのキミこのモグリ!

・拍手返信サンクスコ
 サイト作ったけどネタがない。泣き
 SS短編、長編みたいに目次ってどう作るんですか? エキサイトで作ったので、ご指導をば…。
>ネタありが前提で作るもんだと思うんですが、まぁいっか。メニュー設定のカテゴリを使えば作れるよ。メニュー管理からカテゴリの編集ね。
 おまいさんは宇宙人萌えなんだな?www
>宇宙人トリオはどうしてかエロスじゃなくてそっち関係専門に。喜緑さんもそのうち。
 エロスなテーマはムキさんが書いてくれた方が僕が嬉しいです>< 自分で書いたら使えないです><
>使えるってなに? ねぇ! 何に使うの!?
 リンク貼りてえええええ!
>グリーンダヨ!
 
・今日の朝倉さん
 嬉し恥ずかしく弁当を食い終わった後は、終始たわいもない雑談をして休み時間を過ごした。
 内容は涼子の質問に俺が答えるというスタイルが延々だったが、興味深く何度も「へぇー」「なるほど」「うんうん」と目を輝かせて頷く涼子がほほえましかった。
 食べ物は何が好きだの、寝るときは何を着るだの、だれだれのことをどう思うなど。
 俺は明日の弁当を楽しみにしつつ、またあーんされたらどうしようかと悩みつつ、好奇と怨嗟の視線を無視し続けた。
 さてだ。五時間目の授業は体育である。
 予鈴とともに俺は「それじゃあな」と涼子と別れ、着替えるために別のクラスに移動した。
 当然男しか居ない空間で、俺は質問や嫌がらせ攻めにあう。
 率先して行っていた谷口を軽くボコったが、多勢に無勢。返り討ちにされた。
「もうチュウしたのか! チュウしたのか!?」
「……俺には黙秘権が」
「ねぇよキョンこの野郎! 触ったのか! 胸は!? ふとももはぁ!?」
「触ったというか、なんというか」
 押し当てられたことなら何度か。
 と、真面目に答えてしまって物凄く後悔した。
「――判決、死刑」
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
 野獣のような咆哮は校舎全体に轟いたと後に古泉から聞かされる。
 俺は真剣に命の危機を感じ、羽交い絞めにしていたアホを振りほどいて教室から脱出した。
 ……こういう意味で付き合うのが大変なのは納得がいかないぞ。まったく。

「えー、男子はサッカーを行う。出席番号が偶数のものと奇数のものに分かれてとりあえず今日は試合形式だ。サッカーの楽しさ激しさ難しさをよく体験するように」
 岡部の声に「うぃーす」と男臭い返事を返して、ランニング、体操、ストレッチなどを行い、試合開始である。
 人数の関係で控えが出てしまうのは仕方がないのだが、運が良いのか悪いのか俺はセンパツメンバーに選ばれた。ライトのMFという、攻撃にも守備にも積極参加で運動量の多いポジションに押し込まれる形で。
「ピー!」
「先生、おもんないっすよ」
「……すまん」
 岡部の寒いギャグを枕にして、長めのホイッスル。
 さてさて、ムカツクことに溜まりまくったストレスをいっちょ発散するか。
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by kyon-haru | 2007-01-26 19:56

1月25日 やべぇ

・今日のムキトス
 何か忘れてると思ったら今日の分の更新でした。
 深夜2時の更新ですが気にしたらいけない。すいません。殴ってくれ。
 C.C.の尻が一番というのに反論が来なかったので俺の一人勝ちだぜ。

 To クロトシさん
 捕捉ありがとうございました。僕でよければもしお会いしときに一つ「あーん」をば。

・拍手返信ありがとう
 朝倉さんのファンなのでSS毎日楽しみにしています。投下どんどん待っているので、よろしくお願いします。
>朝倉さんムーブメント到来な最近で嬉しい限りです。どうもどうも。
 ゲテモノゾーンもありじゃないかと思う僕は、もう駄目ですか?
>こっち側の世界へようこそ兄弟。
 工工エエエ(´д`)エエエ工工 その発想はなかった。
>文章下手で人見知りな俺は発想で勝負するしかないんです。サンクスコ。
 わっふるわっふる
>ダッフルコート!
 1月22日 谷繰りの→谷口の 1月23日 友達には簡便→友達には勘弁。既に指摘されていたらごめんなさい
>いやいやいや、まじすいません。早速修正しました。ありがとうございました。
 オラ、ワクワクしてきたぞ!
>しかし俺はキミに元気を分けない。
 ヤンデレまだー?
>てへっ。

・今日のSS
 朝倉さんが間に合わないので意味不明なキョン長門のキスネタ(パロさんにコメしたのに自分で書いちゃったようほっ)

 何故か最近部室に行っても古泉が居ない。
 アルバイトだと言うが、どうして泣きながら言うのだろうか。
 なんか痣あるし。脅迫されてるんじゃなかろうか。
 ……何故? 誰に?
「んなワケないか」
 本当にバイトなんだろう。あんまりにキニシナイことにした。

「あ、キョンくん。今日はお茶じゃなくてジュース買ってきたんですよ」
「アンタは残りもののカルピスだけどね」
 と、机の上には言葉のとおり白い液体に満ちた500mmペットボトルが置いてある。
 嫌な書き方だな。清涼飲料水だぞ、勿論。
「朝比奈さんはオレンジジュースで、ハルヒがリアルゴールドで、長門がグレープジュースか」
 約一名若干おかしなヤツが居たが、あえて突っ込まない。
「みくるちゃんのおごりなんだから味わって飲みなさいよー」
 そんな声に応えるように、ありがとうございますー、とごっきゅごきゅ飲む。
「うむ」旨い。ふぐお君が好きな理由も頷けるというもんだ。
 ……がしかし、大して咽が渇いていたワケではないので500は少し多い。
 俺は四分の三ほど残して、また後で飲む事にした。
 それは他の皆も同じようで、一様に俺と同じことをしていた。
 ハルヒだけは飲み終えていたようだが、まだ目の前に二本置いてある。
 ……そんなに元気になってどうするつもりなのか。まったく。

 それから何をするでもなくボッヘーラリーンと過ごしていると、背筋に嫌な予感が走った。
 ハルヒを見る。案の定何かろくでもないことを思いついた顔をしていた。
「……なんだ、どうした。一気飲み大会とか言い出すなよ」
 味わって飲まないと申し訳ないし。
 ハルヒは「違うわよっ!」と何故か赤い顔で怒鳴った。
 なんで赤くなる。図星だったのか? 単純なやつめ。
「ちょっと、みくるちゃん、有希。耳かして」
 と、ハルヒの野郎は俺だけをのけ者にして女三人でひそひそ話をおっ始めた。
 ……あぁ、何だかさらに強い嫌な予感。
 ろくでもない思いつきの被害者は俺で間違いなさそうだ。

「どーしたもんかねぇ」
 俺がのけ者にされている間にずらかろうかと真剣に悩んでいる間、三人は、
「……だから……ね? ……も……でしょ?」
「…………っ!? むり……いえ……します……」
「……いい」
「……! ……よ! ……!?」
「……っ? ……! ……!」
「……いい」
 なにやらハルヒの言葉を聴くたびに其々の特徴を活かした大騒ぎをしている。
 声だけ小さい騒ぎというものも珍しい。いったいどんな内容なんだろうね。

 で、だ。
 三十秒くらい経っただろうか。
 打ち合わせが終わったらしい三人は、皆俺の方を向いた。
 ……何故ハルヒと朝比奈さんは赤い顔をしているんだろうか。
 分からんが、とりあえず聞いてみよう。
 おい、俺には人権があるからな。
「ばか。人道を無視したことなんかしないわよ」
 説得力ねぇ。
「あのう、キョンくんにお願いがあるんです」
 ……あぁ、丸め込まれてしまったんですか。
「聞いて欲しい」
 長門、お前まで。
 いったいハルヒはどんなマジックワードを使ったのだろうか。
 疑問に思いつつ、俺は「構わないけど……」としぶしぶ頷いた。
 ハルヒは心がけがなってないわね、と口を尖らせつつ、説明しだした。
「いい? おんなじ味ばっかりだったら飽きるから、混ぜていろんな味作るわよ」
「食いもので遊ぶのは良く無いぞ」
「ほ、ほら、オレンジカルピスとかあるでしょう。粗末にはしませんから」
「朝比奈さんがそういうなら……」
 おごりだし。監修してくれるなら、大丈夫そうだ。
「……態度違いすぎじゃない?」
「何のことやら」
「……早速開始する」
 長門は言うや否や、自分のグレープジュースをくいっと口に含んだ。
 ……あれ?
 コップは? ていうか、そのまま飲んだら意味ないだろう、長門。
 グレープカルピス……あるのか?……を作るんじゃないのか、おい。
「……」
 そのつもり。そうする。
 そんな意思を目にこめて、長門はなんと普通に頷いた。
「――ほあ?」
 思わず変な声が漏れた。おかしい。普通の長門じゃない。
 ――そう感じたときにはもう遅かった。
「ふごごっ」
「飲みなさい。じゃなくて口に含みなさい」
 後ろからハルヒに体をロックされて、無理やりにカルピスを口に含まされた。
 共犯朝比奈さんだ。……うわ、ひでぇ。
 ひでぇが、おとなしく口に含んだ。これ以上何かされたらたまらない。

 で、これからどうすれば良いんだ? と考えた俺の目の前には、本当に何時のまにか長門の顔があって――それはもう超至近距離で、息と息というか口と口が、
「んむ」
 ――やわらかくて、マシュマロのようだった。
 思わず目を閉じていた。
 ……何が起こったのだろう?
 そう考える暇も余裕もない。いや、キスだ。キスだった。キスされた。
 水分を帯びて潤んだ唇が触れたかと思うと、次の瞬間長門は手で頬を押さえ、俺は少し強引に口を開かせられていた。
「む、ぅ」
 含んでいたカルピスが零れそうになる。
 何でいきなり突然長門とキスしてるんだというかされているんだ俺――? と頭は大混乱なのだが、
「んんっ、んむぅ」
 とにかくその時はカルピスを零してはいけないということしか考えられなくて、噛み付くように重ねられた長門の唇との間を空けないようにと必死だった。
「んんん……」
 ――長門は俺の肩に手を置き首の角度をかえ、ねじるように口の位置を高くした。
 小さな水音とともに、グレープジュースが俺の口内に流れ込んでくる。
 長門は舌を巧みに使って、上手に俺の口の中にジュースを注ぎこみ、カルピスと混ぜ合わせた。混ぜ合わせたといっても、殆どディープキスに近い。
 顎の裏も舌の表も裏も唇の裏も歯肉もあらゆるところに舌を這わされた。いや、混ぜているのか……?
 分からない。もう何がなんだか。ただ舌同士が触れ合って、首の裏に電流が走ったかのような感覚に襲われて、上唇の裏をこそがれたときに、脳に直接響くような快感があった。
 冷たいはずの口内が反対に熱くて仕方ない。いや、体全体が熱い。
 ……そうしてグレープジュースとカルピスと混ざり合い、俺の口の中でなんとグレープカルピスが簡易作成されたのだった。バカな。
「……んんんっ!?」
 しかも長門は首の角度を変え自分の口を俺より下方に移すと、そのぶどうカルピスを吸い込み飲み込みはじめた。首に長門の下細い手が回される。じゅるじゅると音を立てて。口の端から零れるのも俺の舌が唇に巻き込まれるのもおかまいなしに、居一心不乱に飲み干していく。
 合わさった口内から直接咽がなる音が聞こえた気がした。顔にぶつかる長門の荒い鼻息がこそばゆくて、水音がやけに大きく頭に響いて、じゅむじゅる……あぁ、もう、どうなってんだろう。
「んはぁっ」
 気がついたときには、俺は長門を抱きしめて、もうジュースはすべて飲まれてしまったというのに、ただ単にむさぼるように口付けを交わしていた。
 本能の赴くままにさっきのお返しだと長門の口の中をめちゃくちゃにする。舌を吸い、唇で甘かみする。
 ――と。
 そりゃ、まぁ、そうだわな。
 突然部室でエロチックインモラルを打ちかましたら、頭を殴られても仕方ないよな。
「何時までやってんの! エロキョンアホキョン! 有希も! 幸せそうな顔しないっ!」
 完全にいろぼけでぼーっとしつつハルヒの怒鳴り声を聞く。
 あぁ、見られてたなぁ。全部。でも、良いか。そく思えるくらい長門とのキスは桃源郷だった。
「……いや。もっと」
「だめぇ! 順番よ、順番!」
「そ、そうですよ、長門さん!」
 長門がハルヒにひっぺがされる。――何? 順番?
 どういうことだ。……ん。……あぁ、なるほど。
 ぼけてる割に冴えてるな、俺。つまり先ほどの密談はそういう事だったのか。
 いや、悪いな。ジュース奢ってもらった上にキスまでしてもらえるなんて。
 口の端についたジュースと唾液のまじったものをぬぐいながら、俺は朝比奈さんが口にオレンジジュースを含むのを眺めていた。

 
 
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by kyon-haru | 2007-01-26 02:31

1月24日 微妙に曇り

・今日のムキトス(メガマック味)
 朝倉涼子の策謀というタイトルはギリギリセーフ!
 涼宮ハルヒの○○(漢字二文字)というタイトルはアウト!
 という認識なんですが、どんなもんでしょうか。
 あ、ちなみに「朝倉さん主役の外伝が出るよー\(^o^)/」というニュースが流れたならば、全力でタイトル変更します。そりゃあもうします。センセに迷惑かえけちゃイカン。
 
 朝倉涼子オンリーが私の誕生日という偶然。あー二百%その日はデートです。

 シャーリーが素敵なギアス14話だったけど、シャーリーではC.Cの尻には勝てません。
 文句あるやつは表へ出ろ! 決闘だボケナスが!
 
ウェブ拍手返信
 きてねぇからうんこしてくる
 頭はヤバイ時と大丈夫な時があるからなんとも言えないうんこ

・今日のSS 三日連続
 
 午前中の授業はほぼ何の問題もなく進んでいった。
 おかしかった空気もすっかり元に戻って、昼休みには完全に元のクラスになっていた。
 唯一違うことがあるとすれば、それは俺と涼子の関係に付随するもろもろで、ハルヒの不可視バリアーだったり、誰かのヒソヒソ話だったり、無粋な視線や質問だったり、
「でね、長門さんたら毎日カレーばっかり食べてるの」
「へぇ。あんまりイメージないけどな」
 そんな何気ない会話だったり、
「私はおでん作るのが得意だから、季節関係なしに作っちゃうかな」
「……ほう。家庭的だな」
「んー? 家庭? ふーん」
 含みのある流し目だったり、
「家事は全般的に得意ね。掃除なんかやりだすと徹底的にやらないと気になっちゃって」
「……」
「あら? 家庭的だと思わない?」
 もっと含みのある上目遣いだったり、
「――キョン。勝負しろ」
「帰れ」
 元友人の恨み言だったり、――とまぁ、色々である。唯一じゃないな、これじゃあ。
 とにかく休み時間にリフレッシュしつつ授業を終えて、昼休みである。
 谷口と食べるのもなんだなぁ、国木田はどうするんだろうか。
 ハルヒの物凄い足音をBGMに、弁当箱を机の上に出しつつ悩んでいると、ふわりと俺を影が覆った。爽やかに香る、覚えのある石鹸のフレグランス。
 それで誰だかすぐに分かった。
 涼子は手に可愛らしい女の子した弁当包みをもって、はにかみながら予想通りの台詞を言う。
「一緒に食べましょう?」
 予想通りだったとはいえ、いざ直面するとかなり恥ずかしいものである。クラス中から視線が集まってるしな。……見世物じゃねぇぞ、お前ら。
 学生カップルなら一度は必ず通過する過程なんだろうが、俺は返事をどもってしまった。かっこわるいなぁ、ちくしょう。
「……あ、うん。良いぞ」
「ありがと。じゃあ、前に座るね」
 がたごとと、ちょうど主が食堂に行って空になっていた前席の椅子を動かして、涼子がスカートを手で折りつつ上品に腰掛ける。
「それ、手作りなのか?」
「うん。そうよ。毎日早起きしてるわ」
「へぇ……こりゃ、また」
 包みと同じく可愛らしい弁当箱の中には、彩りも種類の鮮やか豊富な、いかにも旨そうなご馳走が詰め込まれていた。
 うちのお袋には無いセンスである。思わず溜め息をついてしまう。 
 そんな俺を見て、涼子は自慢の愛犬をコンテストに出場させるセレブま奥様みたいに笑い、
「――はい、あーん」
 玉子焼きを一つつまむと、――とんでもない言葉を吐きました。
 左手を添えて非常に礼儀正しいのは素敵だが、なんというか、あの。
「……なんだって?」
 意識が飛びそうだった。
 涼子は「んもう、聞こえてるでしょ」とぷりぷり怒り、
「だから、はい、あーんして」
「いや、そのだな……」
「あーんして、あーんして、あぁーーんっ」
 真っ赤な情けない顔でうろたえてる俺が見えているはずなのに、……いや、そんな反応が面白いからこそ楽しそうに玉子焼きを差し出してくる。
 マタタビやボールで遊ぶ猫のように無邪気だ。まともに直視できないくらいの笑顔だ。
 ……どうしたら、いいんでしょうか。
「口をあけるだけで良いの。それで食べて、美味しい、って褒めて」
「え……あ、うん。そうすれば良いのか?」
「そうそう。はい、あーん」
「あ、あーん」
 声に出してしまうのは普通なのだろうか。
 俺はぎこがち硬い動きで、ゆっくりと涼子お手製の玉子焼きに口を近づけていく。
 そして、優しく口内に差し出されたそれを、こぼさぬようしっかりと噛締める。
「……」
 もぐもぐ、だなんてありがちな擬音。
「どう?」
「旨い」
 それはもう、とんでもなく。
「そう? ありがとうっ」
 よかったぁ! と涼子は打ち上げ花火のように笑う。
 その顔を見て……鈍感な俺でも悟った。心配だったのだ、涼子は。あーんあーんと進めておいて、もし俺の口に合わなかったら……と。
「いや、ありがとうはこっちだ。マジで旨い」
 あぁ、何気ないところに気をつけないといけないポイントがあるもんだ。
 それからは「あーん」もなく、もくもく互いの弁当を食べる。
 俺の方から「あーん」は……まだレベルが足りないのだ。うん。
「なぁ、どうしてさっきはあんなことしたんだ」
「えーとね、有機生じゃなかった、年頃の男の子はこういうの好きだって、教えてもらったの」  
「へぇ……。誰に?」
「うん。長門さんがね、図書館で読んだ本に書いてあったって」 
 長門が昨日恋のキューピッドとか言っていたのはこれのことだろうか。
 まさか……そんな中学生みたいな、いや、俺も似たようなもんだけど。
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by kyon-haru | 2007-01-24 18:40

1月23日 曇り

・今日のムキトス(チーズ臭)
 2ch閉鎖は釣りだったようで。特に何もネタ考えてなかったんで助かりました。
 さておき、大変だよ古泉君シリーズとかスレに落とす一発ネタは保管した方がいいのかね、と悩む。あんなの見たら普通に来てくださってる人が「コイツ頭おかしいんじゃね?」と思うことは必至なので。
 ヤンデレ第7話は8kbほど書きました。あともうちょいかなぁ。
 キョン視点の次はハルヒ視点も、という一応の構想なんですがしんどい。
 ブレイクスルーの改定も順調、なのか。書きあがった勢いのまま投下しちゃったので、今見るとおかしなところが沢山で申し訳ない限りでした。すんません。

・拍手返信
 ヤンデレハルヒ一気に読ませていただきました。展開、文章ともに素晴らしいです。続き期待してます。
 >一ヶ月以上も間があいてすいません、ほんと。文章は褒められるほど上手くないです。マジで。アスタリスクの人とかと比べると、もうね。
 
・今日のSS
 策謀シリーズで昨日の続き。

「……あぁ、おはよう」
「良い朝ね、まさに絶好の部活日和! こんな日に部活に出ないなんて、そいつはよほどの根暗かキモオタ野郎だわ。――そういうわけだから、部活休んだりしたら割りとマジに死刑だから。てか来なさい。来い。命令。以上」
「……」
「返事」
「わかったよ。掃除当番もないし、直ぐ行くさ」
「ふんっ」
 ハルヒは笑顔のままそう言い終えると、鼻から息を吐いて不機嫌そうにそっぽを向いた。とたん無表情になる。
 その横顔が継げていた。
 もう話すことは無い。いや、話は全部放課後にする。だから逃げるな。それまで今日は喋りかけるな。拘るな。……と。
「――ふぅ」
 俺は冷や汗が流れるのを感じながら、溜め息を吐きつつ席に腰掛けた。
 ……気が重い。背中に視線は感じないが、威圧感のあるオーラが全身を襲う。
 このハルヒの様子だ。穏やかに済むわけがない。
 教室の方はハルヒの変化にともない、徐々に何時もの空気を取り戻してきているようだったが、谷口は相変わらず死にそうな顔をしていた。
 俺の顔もおんなじようなもんだろう。 
 ハルヒに合わせると決めたが、合わせてたらこのままはるか下降へと流されて、そのまま海の藻屑になりそうな予感だ。海底に沈み、グロテスクな深海魚のえさになる。
 ――そんな暗い想像を吹き飛ばしてくれたのは、用事を終えたらしく教室にやって来た涼子の姿だった。
 仲の良い友人たちに挨拶をしながら、俺の方を見て軽くウィンク。
「……」
 恥ずかしい。まだ慣れない。……しかし、うむ。昨日も見たが、これ以上にない見事さだ。
 俺は軽く胸をときめかせながら、こういう時はこれしか思いつかず、そろそろと小さく手を振って返した。
「……ん?」
 するとなにやら、一部の女子が騒ぎ出した。
 きゃーやっぱりい!? とか、何時? 何時からなの!? とかなんとか、涼子のまわりで大騒ぎしている。
 あぁ、なるほど。
 直ぐに理由に思い当たった。あの輪の中の誰かが、今朝の俺たちを見ていて「もしや付き合っているのでは?」と考え、そして今のやりよりで確信したんだろう。
 俺と涼子を交互に見ては、こっちにまで届いてくる声で「あーいうのが趣味なんだ!」「朝倉さんならもっと良い人選び放題なのに!」などと失礼なことを抜かしてやがる。
 いや、俺も釣り合うとは正直思わないし、上手く付き合う自信もないけどさ。そこまで言われる筋合いはないだろう。あの失礼な女子は……名前が分からん。くそ。顔は忘れないからな。
 それから岡部が入ってきてHRが始まるまで、その女子たちは騒ぎっぱなしだった。
 涼子は終始笑顔で飛びかう質問に答え、なかなか楽しそうだった。そのうち俺のところにも誰か来るだろうが、こちらはあいにく楽しく返答できる余裕はない。
 ……どうしたもんかね。
 彼女が出来たことは嬉しい。驚きだ。
 しかし、ハルヒやら女子……どうやら一部の男子も、の騒ぎようを見ていると、良いことばかりのではないな、と実感する。
 本当に女と付き合うのって難しいんだな。
「――どうしたもんかね」
 まったく、本当に、
 俺は背後からくる威圧感に萎縮しつつ、岡部の話を聞き流しつつ、窓の外を眺めた。大きな雲が分厚くどっしりと漂っている。あれくらいの落ち着きが俺にも欲しいもんだ。 
 ――そんな風に余所見をしていたから、俺は一人の男子が尋常じゃない目で俺のことを睨んでいることに気がつかなかった。
 そいつは、アイドル研究部だなんてけったいな部活に所属している、ちょっとお友達には勘弁なタイプの、確か……山根、とかいうヤツだった。
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by kyon-haru | 2007-01-24 01:39

1月22日 曇り

・今日のムキトス(味噌味)
 うほっ いい改装 そして21日まで拍手返信
 私も朝倉涼子オンリー開催を夢想してます。バナーを貼らせていただきました。
 昨日は普通にコミックトレジャー参加してきました。売り子ですけれども。
 ハルヒ本やゼロの使い魔本、Fate本で面白そうなのがありましたが、結局何も買わないのは何時ものことで、帰りにひぐらし礼をとらでゲットするのが精一杯。
 パンプキン本やすももも本が皆無だったのはイベントの規模を考えると仕方ないか。いやまぁあっても結局買わないんですが。同人誌は貰ったやつしか持ってません。
 しkし売店のオバハンのあまりの接客態度の悪さに軽くワロタ。たぶん「こいつら気持ちワルイナァ! 商売どころじゃねぇよ、くせぇんだよ! ナンだよみくるんるんって!」とでも思ってるんでしょうね。見かけはヲタぽくねぇと自負してる私ですがとんだ勘違いだったようです。

・ウェブ拍手
 >触発されますた。でもSS書けない
 俺も最初はエヴァSSでくそみそぶったたれたよ。Fateじゃウィルスメール送られてきたりとか。まぁ、そんなもん屁でもないからとりあえず書いてみよう。

・今日のSS
 「朝倉涼子の策謀」「策謀小話」の続きで。策謀シリーズ続きもんです。毎日ちょくちょく。
 

 そのまま腕を組んで上る坂道に不思議と疲れを感じなかった。
 乳酸を分泌することを体が忘れてしまったのか、単に疲労感すら感じれないほど嬉し恥ずかしバカップル登校だったのか。
 終始笑顔で昨日は凄いデータを収集することが出来たのよ上もご満悦でねぇだのなんだの、よく分からないことを話す朝倉――
「りょうこ、です」
「エスパーか、お前は」
 ――もとい、涼子さんは、
「さん付けしないでよ。他人行儀で悲しいなぁ……」
 再びもとい涼子は、非常にご機嫌で、ただひたすらに羞恥や周りからの視線やヒソヒソ声に耐えていた俺が器の小ささを感じるくらいだった。
 ……いや、仕方ないだろ。昨日あんなことをしたとはいえ、こういうのも初体験なんだから。無茶いわんでくれ。
「それじゃあな」
「うん。またね」
 明日からは毎日一緒に登校しようね、という口約束をかなり真剣に交わした俺たちは、流石に生徒指導の教諭の目が光る校門前に到達する前に、腕を離して別々に脱靴場へと向かった。そこから俺は教室へ、涼子は職員室へ。
 委員長という役職は俺の想像以上に割りと忙しいらしく、朝は朝でたまにだがすることがあるのだという。
 内申点目当てのスチャラカには勤まらないな、と考えて、それをほぼ完璧にこなしている涼子は級友からの人望も厚くてやっぱり優等生なのだなと改めて思った。近くなってきた中間テストでも彼女はよい成績をたたき出すだろう。ぜひとも事前に教えを請いたいところである。
「こんな問題もわからないの?」
「……すまん」
「教えて教えてじゃあ、成長しないんだから」
「……返す言葉もない」
「もう、落ち込まないでよ。……ほら、ちゃんと頑張ったら、ご褒美あげるから」
 ――そんな漫画みたいな光景も夢じゃない。
 マンガやビデオプログラムの中での物語りが、現実になるのだ。
「アホか」
 そうだ、男子高校生なんてアホだ。良いじゃないか、別に。
 さて、そんなアホな妄想をしてみた俺の気分は、ピンクな内容に反して暗い。
 初夏も近いというのに、木枯らしが吹きそうなほどに暗澹たる有様だ。
 それは何故か。何故だろう。
 ……分からない。そう、分からないから、暗いのだ。
 昨日何故あんなにハルヒ――涼宮と言わないとまた拗ねられるのだが、心の中でくらい呼びやすいほうで呼ばさせて貰いたいので、ハルヒとする――が怒ったのか。
 そのくせどうしてあっさりと引き下がったのか。
 そして、今日、俺はどんな顔でアイツと会えばいいのだろうか……。
「とりあえず、あんまり言いふらさないでくれと釘をさすか……? いや、あたしがそんなことするか! とか言って怒りそうだな……うぅむ」
 どうしたもんかね。廊下を歩きながら思案しているものだから、あと五歩のうちに答えを出さないといけないのに、まったく考えは纏まらない。
「あぁ、しちめんどくせぇ!」
 そしてあと三歩。それでも纏まらないから、もう考えるのを放棄した。
 どうして、だ。まさにどうして。どうして俺が悩まねばならんのだ。
 ……どうせ、なるようになる。多分。普通に返事を期待しないでおはようだのと挨拶して、後はアイツというだ大本流の流れにあわせて対応すればいい。
「そうしよう。それがいい」
 名案だ。元からアタマのネジの規格が俺たち一般人とは違うヤツなのだ。
 まともに相手をしようと悩んだところで、悩み損である。
「どうしたキョン。朝から独り言とは気持ち悪いやつだな。涼宮の影響か?」
「あいつが原因には違いないが、気持ち悪いと言われる筋合いはまったくない」
 後ろから声をかけられると、清潔な長髪が揺れていることを思わず期待してしまう。
 最悪の形でその期待を裏切ってくれた何故か友達の谷口は、にやにや笑いながら、俺の肩をぽんと叩きやがった。
 振り向いて驚く。谷口の目の端には涙が溜まっていて、口がぷるぷると引きつっていた。
 まさか、という悪い予感は的中するものである。
「――朝倉と腕組んで登校したらしいじゃねぇか」
「坂のあれ見たのか。で、だからなんだ」
「どんな魔術を使ったか俺に仔細に報告してから死ぬか、今死ぬか選ばせてやる」
 同じ男として見るのが辛い顔で、谷口はけれど真剣だった。
 まぁ、見られてたのは仕方ない。往来であんなことをしたのだから。朝倉じゃないや涼子もバレたって良いもん、というスタンスだった。
 だがしかし、谷口よ。お前に妬まれる筋合いもこれっぽちもない。
 つうか俺よりもお前が死んだらいいと思うぞ。俺が死んだら悲しむやつも居るしな。
「短い友情だったな、キョン。遺言があれば聞いてやる」
「俺の遺言を聞くのは子供と孫だ」
「――あがっ!」
 変な叫びをもらしたかと思うと、谷口は泣きながら拳を振り上げた。
「冗談だ」
「冗談でも許せん! それに付き合ってるのは真実だろうが! ……うおぉ! どうして俺より先にキョンがぁ……!」
 世の中間違ってるぅ! と、拳をそのまま振り下ろさず自分の目元へもって行き、谷口はおいおいと泣き出した。
 ……同情はしてやる。ありがとう谷口。気分転換にはなった。
 だが正直あまり拘っていたくないので、すたこらさっさと放置して教室に入った。


「うわ……」
 ――入って、一瞬で学校に来たことを後悔した。
 まず雰囲気がおかしかった。皆一様に肉食動物におびえる子羊のような様子で、何時もはにぎやかなおしゃべりもなりを潜めており、緊張感が漂っていた。
 思わず返しそうになる踵を叱咤して、俺はそれでも死に物狂いで歩きだす。
 ぎこぎこ歩く数メートルが、天竺を目指す三蔵法師の如きに遠かった。
 駅のホームにぶちまけられたゲロの如きに、それの近くに寄りたくなかった。
 しかしながら、世は無情。
 一分どころか三十秒もせぬうちに、俺はたどり着いてしまうのである。
「お、は、よ、う、キョン?」 
 窓際の後ろから数えて一番目のその席に、
「……あぁ、おはよう」
「良い朝ね、まさに絶好の部活日和! こんな日に部活に出ないなんて、そいつはよほどの根暗かキモオタ野郎だわ。――そういうわけだから、部活休んだりしたら割りとマジに死刑だから。てか来なさい。来い。命令。以上」
 閻魔も泣きながら逃げ出す笑顔でふんぞり返っている、
 涼宮ハルヒの、所へと。
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by kyon-haru | 2007-01-22 18:12

17日から21日まで

僕の方が鼻血吹きそうです>バナー 文字が「どせいさんフォント」なのは伏せておくべきかどうなのかっ。
ブレイクスルーは元ネタを知っているだけにニヤけ度6.2割増しでした。

本当にありがとうございます。写真屋もなにも持ってない僕には天使に見えたよっ。
ソが逆文字なのがスタイリッシュだと思うんですが、どうか。

ついにバナ-作ったんですね
>パロさん(と呼んでいいものか)に作っていただいたやつですよ。

このサイトおもろいでしゅう!
>みくるさん、鼻から糸こんにゃく出てるよ。

や ら な い か ?
や ら な い か ?
>ヘテロに売約済みです。

このサイト参考にさせて下さい
>参考になるようなところがあればいいのですが。

年齢は台ではなく代ですよw
>たまにありえないポカミスをするのが僕の良いところ。スイマセン。

ワッフルコートでなくダッフル~で
>わっふるわっふる、とかけてるんだ。きっと。

性欲を持て余す
>オナホでも買ってこいよ。つ⑩

倒して奪え。生きるための武器を!
>さすがに強盗はできねぇよ。え? お金のことじゃないの?

すももSS・・・!!孝士ともも子がすごくかわいいです
>そんな貴方がかわいいです。やった、マイナーファン仲間が増えた。
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by kyon-haru | 2007-01-20 18:31