<   2008年 05月 ( 25 )   > この月の画像一覧

●<5月31日

・ふんんもっふ!
 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱が面白いらしい。
 こんな田舎じゃ売ってるわけないだろビキビキ……このざまに注文しようかなー。とか思うものの、本音を言うとあんまりピンと来てないのです。
 これが驚愕だったらソッコーで、あ、ソッコーで注文してるんだけどなー。

 ところで、こいつを見てくれ
 メッセで教えてもらって、コアなことする人が居るもんだなーと思って見てたらやる夫の「ブゥーッ!」のAAみたいになってしまった。
 完全にラストのための振りなんだけど、選んでくれた事に、そして何よりそういうポジションに持ってきてくれた事に感激しまくりんぐです。
 それにしても投稿から一年とかひっかかるの遅すぎですね僕。

・拍手返信
 ハルヒとキョンの絡みは俺も大好きーw続きが楽しみだよw
>4話はあんな内容にする予定じゃなかったのに、気がつけばああいう内容になっていました。
 次こそはタイトルどおりにおでん娘の出番を……出番を……!

 もう何見ても古泉が女にしか思えねw俺のアナル返せ!
>それは僕の所為じゃなくて、あなたがそういう趣味なんですよきっと!
 あとアナルはもう質にいれて200円貰ったんで返せそうにないです。アナル二つあってもウンコしにくいからね。またウンコ言ってるよ俺……。

 あれだよね。これはODENという名のハーレムなんだよね?(ぉ
>誰かを不遇にしたくないなぁ、と思いながら書いていくと自然にそういう流れになってしまうんですね。でもキョン太郎さんは旗を折るのが趣味なのでハーレムにはならないのです。
 ODENで一人だけキョンの相手選ぶとしたらコイツや! というは決めてるよ!

 自分もここのサイトを見て、改めてキョンとハルヒ…ついでに古泉が好きなんだと感じました。不思議!
>ほんと不思議!
 もっぱらアナル担当な古泉だけど、とっても大好きですよ。キョンと古泉はですね、悟空とクリリンみたいな関係だと思うんです。キョンの対応の仕方はベジータだけど。 
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by kyon-haru | 2008-05-31 04:46

●<5月29日

・ODENその4追加
 書いてからやっぱり僕はキョンとハルヒの絡みが色んな意味で好きなんだと再確認しました。
 ここにあるSS全部に言えることなんですが、お脳の中身を空っぽにして読むと吉だと思います。何せ書いてるヤツからして頭空っぽだからね!

・拍手返信
 ウンコウンコ言い過ぎて今度はウンコブログから補足されるんじゃないかと心配な今日この頃だったりします
>すでにオナホブログに補足されているのでもう怖いものなどないのです。
 むしろウンコブログとか面白すぎるんで補足されたいぜ……。というわけでウンコウンコ! 中学生かよ俺は。お母さんお父さんごめんなさい。
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by kyon-haru | 2008-05-29 17:24

●<5月28日

・拍手返信
 今日学校でウンコ漏らしそうになりました。ムキさんの気持ち、わかったよ。 アナッポォ!
>まるで何時も僕がウンコ漏らしてるような言い草ですねビキビキ。
 だがしかしその通りだ! 所詮俺なんて家でウンコして出かけ先でウンコして色んなとこでウンコするウンコの運び屋なのだウンコウンコ!
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by kyon-haru | 2008-05-29 00:28

●<5月27日 マクロの空を貫きまくりんぐ!

・アルトデレ
 アルトからミシェルは「ミハエル」呼びなんだったんだああああああああ。
 エロパロの方は諦めて、こっちの方はマッハで修正だぜ!
 それと時間できたら一話から見返してこよう。うろ覚えよくないわほんと……。
 ころっけとか拍手ネタなのに表に出てるやつと差し替えました。

・拍手返信
 ムッキー始まったな! 俺も鍛えればムッキーみたいなSS書きになれますか?
>俺みたいなウンコじゃなくて素敵なムキムキなれるよきっと!
 褒められるだけじゃなくて、何回かはボロカス叩かれたりこき下ろされたりすると一皮向けると思います。寧ろそれを経験してないとダメなくらいだと、たまにはと偉そうに言ってみたらお腹痛くなってきたんでウンコしてきます。
 
 もはや原作は無視ですかw
 荒川スネークの登場に期待
>あいや待たれい!
 原作があるからこそこういう荒唐無稽な内容のお話でも遊べるんですよ! この辺の感覚は書き手の中でもキワキワな人じゃないと共感してもらえないところなんですけど。
 新川スネークは出尽くしたネタな感があるので、こういうちょびっとネタで性欲をもてあます。
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by kyon-haru | 2008-05-27 10:10

●<5月26日

・ODENその3追加
 タイトルに偽りありのような気がする。
 
 その3までの人物。
 キョン→おしゃまな男子高校生。文芸部員。みくるのおかげであんまりすれてない。
 キョン姉→おしゃまなキョンのお姉さん。はさみは自分で買いました。
 美代子さん→キョン姉の友達。たまにご飯を作りに来てくれる。
 みくる→キョンのとなりに住んでる運動ウンチ。幼馴染。ひゃーい。
 みちる→みくるのお姉さん。元暴走族のヘッド。切れると無敵。
 鶴屋さん→みくるの友達。金持ち。暇なときはにょろっとしてる。
 爺や→鶴屋家の運転手。趣味はダンボール被り。
 いつきちゃん→みくるの友達。委員長。変な喋り方。いっちゃんと呼んで貰いたい。
 ゆきりん→恥ずかしがりやすぎる文芸部部長。おっちょこちょい。
 ハルヒ→自己紹介は割りと普通だったけど奇天烈さん。ポニーテール美人。
 ハルヒコ→ハルヒの兄さん。キョン姉の彼氏。超常識人。
 りょーこちゃん→おでんの精霊。寝ると両方の鼻穴からちょうちんが出る。

 ルソー→下痢ウンコさんの犯人。

・拍手返信
 おでんの続きが気になる木! どうしてもODNと読んでしまう俺はUCOMだってーの。
>俺はOCNなんだけど光のくせに遅いったらありゃあしねええええ。 

 ハルヒ嬢、朝倉どん、長門っち、みくるちんもになりますが
 ハルヒ嬢、朝倉どん、長門っち、みくるちん達よりもミヨキチ姉さんがものっそい気にりますじゃwwwwww
>あなたとは波長が合いそうですね。よし、家に来て俺にオイタしてもいいぞ!
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by kyon-haru | 2008-05-26 22:30

●<5月24日

・やべえなあ
 その3のその1の文章のあんまりもの酷さに愕然とする。
 もうちょっとマシな文章書けると思ってたんだけどなぁ。策謀あたりが一番上手に書けてるんじゃなかろうか。

・拍手返信
 キョンがおでんとか言わなかったら忘れてたww
>ODENとは、
 お察しの通り、ドゥウフ! ええ、二毛作です。
 の略なんですよ! 今無茶苦茶適当に考えたんですけどね!

 てかまさかODENが続いているとはっ!いつきとかヤバかわいい古泉とだということを忘れてしまいそうだw
>見た目は違うけど立ち位置は古泉なんですよ。喋り方も変えようかと悩んで、そこまでするとなんだかなーと思って古泉口調のまんまです。 

 ODENカオスwキョン姉は俺の嫁なのに!ハルヒコめ
>ハルヒコさんは名前と回想しか出てこない予定です。
 彼はいつもはさみーとか言ってるキョン姉を微笑ましい目で見つめてですね、しょうがないなー、なんて言っていろいろ面倒を見てしまうんですよ。

 古アナル泉の印象が強すぎてODEN読むと違和感がする不思議
 照れ長門はかわいいんだけどさ
>僕は普通の古泉君も好きなんですお!
 でも恥ずかしがりやで消失よりもっと照れ照れな長門の方がもっと好きです。

・ODENその3その2その3おしまい

  教科書を忘れたどじっ娘と机をくっつけて教室が妙な雰囲気になったりしつつ午前の授業が終わり、昼休みになった。何故みくるの右隣の女子は「キョン君に見せてもらいなさいよ」などと言うのだろうね。あともうすっかりキョンという渾名が定着してるのね。いや、別に文句はないけどな。
 さて学校生活の楽しみといえば修学旅行だとかのイベント事が筆頭だが、日々の小さな潤いと言えば昼食それも美味い弁当に他ならないだろう。
 作ってくれたお方の天使のような微笑を脳裏にしっぽりと思い浮かべつつ、洋風だというそれの蓋を開けると、
「毎度のことだけど、すんげーな」
 見るからに美味そうでノット冷凍食品な色とりどりのオカズに、鮮やかな色彩のサフランライスが目に飛び込んできた。
 最低週五回は作らないといけないそれも二人分な弁当にこんなマイナーなインド料理を作るみちるさんの料理の凄腕には感嘆するしかない。どこかのはさみーな姉にも見習って欲しいもんである。ところでインドって西洋なのだろうか。
「いただきます」
「いただきます」
 プラス三人の女の声で、いただきます。
 ……いや、毎日みくるから弁当を貰ってる時点で既にアレだけどさ、長門も古泉も鶴屋も一緒にってのは流石にどうなんだよ。
 俺だって自分でも少しすれているところがあると自覚しているけどな、それでも根っこは健康で初心な男子高校生なワケで、女四人と机をくっつけて昼飯ってのは非常にこっぱずかしいのである。
 だが悲しいかな嬉しいかな楽しいかな、そういう旨のことをオブラートに包んで提言しても、
「毎日あーんな青臭い登下校しといていまさら何を言っているのかなっ? それともみくると二人で食べたいからあたしたちは邪魔ってことにょろー?」
「そのお気持ちは理解できますが、だからといって貴方がお一人で食事を摂っている姿を想像しますとどうも胸のあたりがきゅっとなると言いますか、……ああすみません、意味がよく分かりませんよね。率直に申し上げれば、私は貴方と昼食をご一緒したいと思っている。ただそれだけなんです」
「み、みんなで食べると、美味しいと思います……」
「あたしもみんなで食べた方が美味しいし楽しいと思うなぁ。……それに、キョンくんだけ仲間はずれになんてできないよう」
 四者四様にどうしてちょっと真面目にそう言われたら、「イ、エースッ!」と承諾するしかないだろう。
 だからな、お前ら。
 その真摯な気持ちを俺以外の男子にも向けてやってだな、机を並べろとまでは言わないが、せめて説明だとか弁解だとか君たちの考えていることは誤解だとか、嫉妬する男ってキモーイとかくらいは言ってやってくれ。そうしないとそのうち視線だけで人が殺せる達人が現れた時に俺はいの一番に瞬殺されてしまう。
 そんな人智を超えた領域まであと数歩のところまでといった様相の達人候補生は国木田と机を並べながら、ごはんをやたらめったら塩味にしてくぅぅと恨めしそうな目でこちらを見ている。
 今度こそ雄として勝利した笑みをこいつにだけは見せてやろうと頬を歪ませたが、何故か視線上にいたみくるが恥ずかしそうな顔でうつむいた。
「……」
 無言でサフランライスをかっこむかっこむかっこむ。頭の中で何故かウルトラマン80の主題歌がリフレインしあた。きーみはだれかをーナントカカントカ。
 何か今日はこんなのばっかりだなと喉に米を詰まらせ窒息しながら思う。
 長門が差し出してくれたペットボトルを遠慮なく受け取って、カテキンパワーでどうにか死なずに死んだ。しかしお礼を述べたら何故か長門まで茹蛸みたいになってしまって、いい加減カオスである。
「ゆきりん、恐ろしい子っ……」
「慌てて食べると消化に悪いですよ?」
 水筒のコップを右手に持った二人がそんなことを言う。
 後者には納得だが、鶴屋は何が言いたいんだか。んなことよりだ。混沌よりは秩序の方が好ましいだろ常識的に考えてと、何か話題を探してみる。
「あー……」
 脳裏に浮かぶは鼻ちょうちん。
 それでようやく自室に放置してきた摩訶不思議少女のことを思い出して、それはそれで頭痛の種なのだが如何にも馬鹿らしい話で雰囲気を変えるにはちょうどいいだろう。
「どうしたのキョンくん? おいしくなかった?」
「相変わらずお嫁さんがこれくらい出来たら幸せだなってくらい美味い」
 ひゃういっ、とこの世の終わりみたいな顔をするみくるの事はもうこの際無視することにして、こほんと咳払いを一個置いてから、
「昨日の話なんだけどさ。みくる家に置いて、そのままコンビニ行ったんだけど……」
 俺から何か話題を振るのは珍しいので、四人は箸を止めて耳を傾けてくれる。そんな真面目に聞いてもらうような話でもないんだがなぁ、と申し訳なく思いつつ、昨日のぶっ飛んだ出来事をとつとつと語りだした。
 
 ………………
 …………
 ……

「――というワケでだな、そのおでん野郎は俺の部屋でぐーすか寝てるはずだ」
 流石にもう起きてるだろうし、野郎ではなく女なのだが。
 食事時なのにウンコさんのことまで詳しく語ってしまって鶴屋にはたかれつつも、結構長い時間をかけて語り終えた。
 四人は明らかに可愛そうな人を見るような目で俺を見つめ、次いで自愛に溢れた笑みを浮かべた。
「キョンくん、……そんなに疲れてるなら言ってくれればよかったのに。あたし、今日は歩いて帰るから、しばらくゆっくりして、ね?」
「うんうん。なんならうちの車に一緒に乗っていいよ? あ、もちろんみくるも一緒にねっ」
「知り合いに病院を経営してる方がいらっしゃいましてね。中々大きな病院で、心療にも強いと聞いています。よろしかったらご紹介しましょうか?」
「……部活お休みにする」
 どうやら俺の頭がオカシイと思っているな、こいつら。
 いや、普通のリアクションだと思う。俺だってこんな妙ちくりんな話をみくるが突然し始めたら、プレゼントの一つでも買ってやって頭をよしよししてやりたくなるだろう。父性本能爆発である。
 だが本当に悲しいかな。母性本能を爆発させている四人の優しい気持ちは嬉しいのだが、俺の頭は多分オカシくなっていないし、夢でもないし、冗談でもないのだ。
「いや、嘘だと思うんなら俺の家来てみるといいぞ。マジで居るから」
 ちょいと真面目にそう言うと四人はどうしていいか分からない、という顔をした。
 ここまで言うのなら本当なのかなぁ、という台詞を顔に出してそれでもやっぱり俄かには信じられません、という表情。古泉まで普段の微笑みをしまいこみ、悩んでます私という様子だ。
「ついでに言うとだな、そいつをどうして良いか迷ってるんだ。迷うというか、どうしていいか分からないのが正しいかな。警察に突き出すのは流石にやり過ぎだと思うし……」
 お前らにもそこらのこと一緒に考えて欲しいんだが。と付け加える。
 その一言が決定打だったのだろうか。
 四人はそれぞれの顔を見合い、俺の顔を見やり、再びそれぞれの顔を見合い――って、どうしてそこで闘志に満ち溢れた表情なのか分からないが、とにかく最後に再び俺の顔を見ると、
「う、うん。最近キョンくんのお家遊びに行ってなかったし、お邪魔させてもらうね」
「あたしも改めて考えると興味沸いてきたっさ。そんな存在が居るんならぜひ人目会いたいねっ」
「ご家族の方にご迷惑でなければ、わたしも行かせてもらいたいですね。ええ、鶴屋さんの言うとおりです。そのようなお方がもし実在するのならば、是非お会いしてみたい」
「わ、わたしも行って、いい?」
 その申し出にまとめて「おk」と答えてから、古泉の懸案に答える。
「今親が単身赴任やらで家にいねえから気使わなくても大丈夫だぞ。姉ちゃん居るけど、みくると似たりよったりなぽややん具合だし」
 登校の途中でも「ちょうちょだー」とにこにこ走っていってしまいそうな我が姉である。……まぁ、流石にそこまでしないだろうが、友達のお姉さんだからといって畏まる必要は皆無だ。
 俺の家の事情を知っているはずのみくるは何故か「あちゃぁ……」としょんぼりし、他の三人は頭の上に電球がともりそうな勢いで「そーなんだー」という意味の言葉をそれぞれの笑顔で。
「……」
 こいつら保護者が居ないからってめちゃくちゃやらかそうとか考えてないだろうな。
 そこまで気合を入れるようなことじゃないだろう、と思うのは俺だけがあのおでん娘に実際に出会っているからだろうか。
 ……そうだろうな。こいつらもアレを見たらそんなやる気あっても骨折れ損だと気がつくだろう。
 とは言うものの、俺自体があいつの事をよく知らないな。まともなファーストコンタクトに人がついてきてくれるというのは心強いと今気がついて、俺って結構ヘタレなんだなと軽くブルー。
 そこでちょいとばかしとはいえ沈んだ気分になったのが良くなかったんだろうな。
 何時の間にか背後にあった気配からかけられた問いに、深く考えずにさらっと答えてしまったのは。

「ねぇ、あんた。今の話本当に本当なの?」
「嘘だと思うんなら家くりゃいいってんだろが」

 返事をしてから「アッー!」と思う。
 しかし我に返っても時既に遅し。この世の無常をひしひしと感じる俺の心境を代弁するように、四人が「うわぁ……」という表情プラス「信じられない……」という表情で俺の背後のそいつを見つめている。
「ええ、そうしてやろうじゃない。もし法螺だったらぶっこぉしちゃうんだからね」
 振り返ってみると自分の席に戻っていた涼宮が物騒な台詞とは裏腹に腰に手を当てて眩しいくらいの見事な笑みを浮かべていた。
「えーと、あんたギャンだっけ?」
「キョンだよ。ジオンのモビルスーツじゃねえよ」
「おっけ、キョン。そういうワケだからあたしもあんたの家行くから」 
 あの無視シカトスルーの唯我独尊女が笑っている。笑って俺と会話らしい会話をしている。
 それだけでも一年五組にとっちゃ大事件でこちとら驚きまくりなのだが、それ以上に、涼宮のおでんちゃんに対するその期待のでかさに驚天動地である。
 天の川銀河を閉じ込めたような瞳できらきらと俺を見つめるその頭では、
「……何じろじろ見てんの?」
「いや、何でもない」
 ストライクゾーンど真ん中なポニーテールがそよそよ揺れていて、俺は柄にも無く恥ずかしさに顔を伏せてしまったのである。
 四方から舌打ちのようなモノが聞こえたような聞こえなかったような曖昧な気がしたが気のせいにして、俺は羞恥を紛らわすように弁当を食うお楽しみに戻った。
「……うめえな」
 言葉とは裏腹に、味なんてちっとも感じなかった。
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by kyon-haru | 2008-05-25 03:57

●<5月23日

・うっへえええ
 ODEN一話。
 所詮帰宅部なモヤシマン~というくだりを修正しました。これだから思いつきで書くとウンコ。

・拍手返信
 古泉は普通に女の子wこれぞムキトスクオリティww
>キョン子にはピンとこないけどいつきにはビンとくるのがボクオリティ!
 古泉だけは男でも女でも成立するキャラと立ち位置なんですよね。ODENじゃそんなの関係ないんだけど。つまり趣味だ!
 
 いつき「ちゃん」キタコレwwwww ODEN最高におもしろいです。続き待っておりますですです。
>趣味だ! キョン君じゃなくて、キョン”くん”と呼ばせてるのも趣味だ!
 りょうこちゃんの出番が少なすぎてODEN関係ないやんとか禁止。

・ODENその3のその1
 
 いじられまくって「ふみー」だとか「ひゃーい」だとかみくるが良い感じにボロッカスになったところで教室に到着した。
 頭から湯気を噴出させながらどたばたしている幼馴染の姿にクラスの面々から、初めて「パパ」「ママ」を口に出すことが出来た子供に向けるような生暖かい視線が注がれる。実にほのぼのしていると思わないか。これで男子が俺にガンたれなければ完璧なのに。
「というわけで課題写させてくれよな」
「えぐぅ」
 隣の席のボロッカスに止めを刺すように数学のプリントを借り受けて、しこしこ答えを写し始める。
 小さい子は俺もノーマルな意味で好きだが、どちらかと言えばみくるは小さな子にぼにゅ――いや何でもない。
 みくるは朝からクライマックスだぜみたいな顔をしてしくしく教科書やノートを机に仕舞い終えると、鶴屋たちとは別の友達らしい女子三人に今日も大変だねなんだねと慰められだした。
 一体どんないじられ内容だったのか気になることは何時ものことだが、鶴屋も古泉も「そんな事聞くなんて鬼畜のすることだよっ!」という意味不明なことを言うばかり。
 鬼畜なのはお前ら二人じゃねえのかと腹式呼吸を使ってみくるの代わりに叫んでやりたいが、まぁアレはソレで上手いこと親友してるんだろう三人とも。
「……六人寄れば喧しい、ってか」
 その証拠にみくるの前後の席な二人は何時の間にか話の輪に加わって、中心のみくるもうふふとか笑って楽しそうに雑談している。切り替えはええな。
「やんややんや!」
 かける六。
 女が三人集まっただけで姦しいというのに六人。
 この賑やかさと華やかさは真面目に課題をさせてなるものかという嫌がらせに近いんじゃないかとしょうもないことを考えつつ、それでも手は機械的に動いて三分とかからずに総勢十問のにっくき野郎どもの答えを写し終えた。
 さて、式くらいは自分で考えて書こうという俺の殊勝な心がけを神様が褒めてくれたのか、
「お、お、……おは、……おはよう、ございます……」
「ちゅーす、長門。お勧めのあれ、面白かったぜ」
「そう。……よかった」
 恥ずかしがりやと辞書を引いたら「長門有希のこと」と書いてあるんじゃないかという儚げな文芸部部長が真っ赤な顔ではにかむという光景を見せてくれた。
 小川のせせらぎのような動きで席についた長門は、
「……課題のプリント」
「あぁ。ちょいと昨日面倒ごとがあってな。やってる暇が無かったんだ」
 俺の手元に目をつけると、三ミリほど眉根を顰めて顎をひき上目遣いでこちらを見た。
「――」
 じっ、という擬音が聞こえてきそうなくらいに真剣な瞳である。
 ……課題を忘れてしかも人のを写している俺を怒って睨んでいるんだろうか、これは。
 可愛い表情で男の気を引こう、なんて桃色思考が完璧完全に無いやつだろうからきっとそうなんだろう。しかも相手が俺だし。まぁ、それくらい微笑ましい眺めで迫力皆無であるのであーる。
「……ずるは、だめ」
「うぐぅ」
 だというのに何故こんなに良心が痛むのだろうか。
 やめて! そんな清い目で見ないで!
 穢れた自分のばっちさを呪いながら、俺は逆らえるわけねえだろと頭を下げた。
「すまん。これっきりにするから」
 堪忍してつかーさいお代官さま!
 と手を合わせて拝むとと、長門は「はっ」と我に返り「わわわ」と突然あたふたしだして、
「えと、わ、わたしのほうこそ、ごめんなさい」
「いやいや。全部俺が悪いんだ。へへぇ、この通り」
 言い過ぎてしまったとかはしたない真似をとか、そういう意味の言葉をつっかえながらちょぼちょぼと懸命に呟いている。
「ぷ」
 その様子がかわいらしいやらおかしいやら、思わず噴出した。
 手を合わせたまま顔だけを引くつかせている俺を見て長門はさらにまっかっかになってしまって、しゅーんとちっこい体をさらに縮こませる。
「ごめんごめん。部長」
「部長はだめ……」
 そう呼ばれるとくすぐったくて死んでしまいそうになるらしい。難儀な性格である。
 俺はすまんかった長門と謝りなおして、こいつと出会った頃のことを回想した。

 それは入学したての頃の話でな、運動部なんて汗臭い! 吹奏楽とかきつい文系もノーサンキュ! という常識的な考えのもと帰宅部まっしぐらだった俺は、
「みくるは書道部はいったんだよっ」
「それがどうかしたのか」
「貴方が帰宅部ですとお二人の下校時間がバラバラになってしまいますね」
「だからそれがどうかしたのか」
「あたし歩いて帰るから大丈夫だよ……」
「え、あ、う、いや……」
 という流れで鶴屋たちにフルボッコに遭い、泣きながらなるべくぬるい文科系の部活を探して見つけたのが部員一名という文芸部であり、その一名が新入生なのに部長な長門なのだった。
「……これ」
 子リスに餌をあげるが如きおっかなびっくりな仕草で差し出された入部用紙を受け取って、最近きちんと呼んで貰えない本名をマッハで書き込んでそろそろ一月になり、現在に至る。
 以上回想終わり。

 と、いうワケで俺は文芸部員なのだ。
 まぁ文芸部といっても二人で会話もなくもくもく読書するだけだが、それはそれでかなり安らぐ時間で、時節話しかけようとしては気の毒なくらい赤くなって金魚のように口を開閉させるだけの長門の様子に、愛玩動物がペットとして大人気な事の本質を悟りかけそうになることがしばしばなどと言ったら誰かに殴られそうである。
 その誰かはしゅーんとして座っていた長門ににぱっと笑いかけると、
「あ、おっはよーゆきりんっ。ほらほら、キョンくんに苛められてないでこっちおいでおいでっ!」
「おはよ、鶴屋さん、あさひ、さ、わ、あややっ」
 強引に腕をとって会話のわっかに引きずり込んだ。
 体のバランスを崩しつつめがねをずらしつつな長門はそれだけで既に頭から蒸気が出てきそうな様子ではあるが、申し訳なきかな。
 たとえ部長のピンチであろうと女七人の群れに飛び込むほど生き急いでない俺はみくるの机にプリントをこそっと返却し、視線を窓の外に向けた。ていうか苛めてない。断じて。
「……」
 窓の向こう。肘をついて顎を手のひらに載せつつ、校門の方を見やる。
 そしてそれを見つけて思わず「わふぅ」と息をついた。
「相変わらず不機嫌そうな面してんなー、あいつ」
 俺のちょっと熱の篭った視線の先では黒髪の長髪を今日はポニーテールにしているどえらい美人がむすっとした顔でのしのし歩いていた。
 曜日ごとに髪の毛をゴムで纏める数が増えるのに何の意味があんだろうなとぼんやり考えつつ、
「毎日あの髪型だったらいいのにな……」
 誰にも聞こえないようにそっと呟いてみた。
 
 ………………
 …………
 ……

 ホームルーム開始までギリになってそのポニーテールマスターが教室に入ってきた。
 どうしてそんな勢いをつける必要があるのかってくらいにドアが悲鳴をあげて、近くに居た女生徒がその音とあわられた人物にびびっている。
 あんな美人が「わい不機嫌じゃけん!」な表情で近寄りがたい雰囲気を発散していたら仕方がないというものだ。俺だって多分同じリアクションをとってしまう。
 だが、そんなことがあっても吃驚リアクションを取らないだろう微笑少女とセレブ少女は、
「おはようございます、涼宮さん」
「おっはよー、涼宮さん」
 爽やかにおしとやかに元気にはつらつにそう挨拶をして、
「――」
 見事に完全にまるっと無視されていた。
「……おやおや」
「今日もダメっかぁー」
 二人はとほほという感じで肩を落とし、寂しそうな視線を涼宮に向ける。
 ぶっちゃけて言うが涼宮にはクラスどころか学校に友達が居ないっぽいのだ。
 それも自ら望んで孤独というか孤高を選んでいる節がある。こうして誰かが挨拶をしても声をかけても、どうしても必要な事項以外はまともに話すらしない。ほとんどスルーだ。
 だがしかし、そんなヤツになお構い孤立させてなるものかお友達になるんだ、と古泉と鶴屋は声をかけ続けていて、だがしかしようがし、その見事な心意気むなしく今日も撃沈したのである。
 ……やれやれ。
 無言で俺の後ろの席についた涼宮に聞こえないように、心の中でため息を吐く。
 何が楽しくてここまでぶっ飛んで捻くれているんだろうか、こいつ。長門は人見知りの恥ずかしがりやだが、涼宮はどこをどう見てもそういうタイプには見えない。
 あんなに超常識人で見事で立派なお兄さんが居るというに、この妹のアナーキーさは同じ血が流れているとは思えないぜまったく。
 春休みに彼女な姉のところに遊びに来て、
「キョン君。妹が君と同じ高校に行くらしいから、その節は何卒よろしく頼むよ」
 と頭を下げて頼まれて「うっす! 任しといてください!」と返事したが、……ハルヒコさん、こんなん相手に俺にどうしろっていうんですか。
 いや、そりゃ俺だって姉弟そろって何かと世話になっている人との男同士の約束守らずして何がサムライか! っていう気合はあったさ。
 あったけどさ、
「――なんで兄貴がこんなんに構うのかさっぱりわかんないわ」
 四センチしか体長がないオオクワガタを見るような目でそんなことを言われたら、俺は百姓でいいや秀吉も元はそうだったんだし、という気持ちになるってもんだろう。
 そういうワケで「兄さんにはお世話になっているんだ。気軽にキョンって呼んでくれ」という今思えばウンコもいいところな一言を最後に、俺は涼宮と口をきいていないのである。ヘタレ言うな。
「みんなーホームルームはじめるぞー」
 チャイムが鳴り、ジャージ姿の岡部教諭が教室に入ってくる。
 古泉の号令を聞きながら立ち上がりつつ、
 つうか、何であんなカッコよくて性格よくて何でも出来る人がうちの姉と付き合っているんだろうか。同じ高校に通って同じ部活だったとは聞いているけど、馴れ初めを聞いたことはないんだよなー。
 ……という具合に、今日も俺は声をかけることもせずイコール約束を守れずに別のことのミーハーな思考に逃げたのだが、まさか今日がぞうりを懐で温めるあの日になるとは、このとき気がつけるはずがないだろう。

 だってなぁ、まさかなぁ。
 何てたってその切欠はあのおでん娘の話ときたもんなんだから。
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by kyon-haru | 2008-05-23 21:57

●<5月22日

・オレンジボックス2
 魔界都市日記さんで紹介されてたんで相乗り快速シリーズ。
 チームフォートレス2が激お勧めですよ!
 オレンジ鯖とか秘密基地とかマリカとか300円とか外鯖で僕も遊んでます。つまりどこにでも顔を出すのです。
 海外のプレイヤはスナイパーやスパイが上手だけど、エンジニアやデモマンが全体的にウンコな印象がある。ユーバーの使いどころもちょっとおかしい。だがしかし、たまに変態的に上手い人が居てやっぱ世界は広いなと思わされます。
 スポーツFPSですが連携がとても重要で、なかなか奥が深いですよ!
 
・あっ、そういやしあわせ第七話更新したみたいですよ。
 変な言い方するのは間隔が開きすぎている所為です。ごめんねごめんね。
 あと一話でおしまいな予定です。
 しかし俺はODENの3話を先に書くぞ! いや、こう、精神のバランスがですねサラサラサラ

・拍手返信
 ハルヒも大好きだが宇宙人みんな大好きな僕はどうしたらいいでしょう?
>未来人と超能力者も好いてあげてください!
 質問に対する回答は、自分で書くんだ、でござる。自分で書いたら使えないからね^^。何に使えないとか聞くな。 

 ODEN激ワロスwwwwwwww
>ODENていうタイトルに何の意味もないことは秘密だ……。
 CSSでその昔ODENという強いクランがありましたが、わかる人いねえだろうな……。
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by kyon-haru | 2008-05-22 13:21

●<5月21日

・ウホーオォ!
 やる夫がナントカシリーズが面白くてまとめサイト眺めてたら翌日になっていた。
 何を言っているか分かると思うが、一週間で原稿用紙400枚の小説を書けちゃうやる夫はごっつい才能があるので、あれを見て「俺も!」と思ってはいけないのである。
 馬鹿田工業土木科に通いたかった!

 ODENその2追加してます。
 鶴屋にゃんとみくるにゃん消化! 猫はどうした。旅に出た。
 
・拍手返信
 さりげなくおでん話がカオスにwww
>たくさんキャラ居るのにもったいないよなーとか思いまして。
 面白いんじゃね? と思いついたことを全部積み込んでいきます。イコールカオス!

 ちくしょう、幼なじみみくるとか反則だぜ。
>どうしても二人乗りさせたかった……。
 憧れの人っていう位置だったのを真逆? の一番身近な人に置き換えただけともいう。真反対配置って二次創作じゃ結構鉄板ですよね。

 こ、これは?!空鍋ENDですね?わかります。
>そ、そして「え? おめーかよ!」っていうキャラとくっつくんですね! 
 ごめんアニメ2話くらいしか見てないしゲームもやってない。ウィキから仕入れた知識でした^^

 おや、榊ガンパレ読者であられましたか。あれを破綻させずにオリジナル展開書けるのは凄いよねー。
>100万部っていう売れ行きを「少ない」と感じるくらいには面白いですよねー。
 メインキャラと絡むオリキャラは控えめで、オリだけの話に登場するオリはちゃんとキャラ立ってて、うめえなーとしか言えないわ!

 いいぞODENもっとやれ
>頭馬鹿にして書けるのってすばらしいよね!

・ODENその2の2その2おしまい
  今日の弁当のおかずはなんだろうな。全体的に洋風にしてみたって言ってたよ。ほうそりゃ楽しみだ。
 なんて他愛無いにもほどがある会話を交わしつつ、チャリ漕ぎというスポーツのはしくれで煩悩を退散させていると、あと地獄坂までもう半分といったところで国産車では醸し出せない独特の重低サウンドが背後から近づいてきた。
 古いアメリカの大統領の名前を冠する高級車は上品に聞こえるのは俺の耳が貧乏だからだろうね、という小さめなクラクションを一つ鳴らし、いったい幾らほどの値段差があるか想像もつかないチャリを追い抜くくと十メートルほど前方で停車する。
 パワーウィンドウが開ききるタイミングでその横に到達し、同じく停車して、
「二人とも今朝もラブラブ登校なんだねーいいねいいねーやけるねぇ」
 にょろっと顔を出したクラスメイトは毎度元気に聞き捨てならないことを言う。
「おはよう、鶴屋」
「おはようございます、鶴屋さん」
「おいっすー! 二人とも元気? わたし? わたしは今日もめがっさ元気だよっ」
 それだけ元気なら俺たちのような庶民を見習って自転車通学しやがれ。
 それとだな、というかコレが毎回の俺が言いくて堪らない台詞なんだが、
「ラブラブなぞしとらん。……と突っ込むのももう疲れたから、次からはスルーするからな」
 なぜか背後からとほほと遣り切れないといった気配を感じ、どういうわけか停車しているというのに胴に回された腕がきゅっと力を込めた。
 それを目ざとく観察していたにょろにょろ娘は天晴れとさわやかに笑い、
「あははっ。みくるは素直なのに素直じゃないねー。それじゃわたしは先に行ってるから、二人とも遅刻するんじゃないにょろよっ!」
 にょろよーにょろよーにょろよー、とやけに耳につくエコーを残しながら軽やかに去って行った。
 エンジン音より耳に残るだなんてどういう声帯をしているんだろうかとくだらない事を考えつつ、発車する前から準備万端な幼馴染に一声かけてから、こちらも出発である。
「……」
「……」
 で。
 なぜか無言である。タイヤが回転する澄んだ音が響くばかりで、何も会話が無い。
 そりゃ二人ともあまりべらべらお喋りするタイプじゃないが、……分かってるさ、なぜかだなんて言ったが、毎度ああも直球にラブラブだの夫婦だのバカップルだのからかわれては意識するなと言われるのが無理な話で、つまり気恥ずかしくって口を開くことが出来ないのだ。
 顔を合わせていないのに体は密着という妙なシチュも影響しているのかな、なんて酸素消費の増大以外の理由で心臓の鼓動をちょいとばかし早くさせながら、結局決まって先に口を開くのは俺の方なのだった。
「みくる。……みくる?」
「あ、な、なに? どうしたの?」
「お前さ、あーいう登校どう思うよ?」
 それが鶴屋のことを指しているんだという事に気づくのに暫くかかったようで、若干の間を置いて、
「……ちょっと羨ましい、かな。車ならキョンくんも疲れないし」
 えへへ、ごめんね。としょんぼりした声でみくるは締めくくった。
 やれやれとは声に出さずに呟いて、俺は鼻から息を出し体の力を抜き、アホ、と前置きをする。
「どんだけお前をケツに乗っけて走ったと思ってるんだよ。やれ学校だやれお遣いだ。最初はバテバテだったけどな、今じゃ競輪選手を目指すのも良いかなってぐらいには楽勝だぜ」
 それになにより。
「……あんな高級車に乗ったら緊張で余計疲れる」
 俺の言葉にみくるは暫く呆気にとられたようで、捕まる腕の力がふわっと緩んだ。
 そのままずるずると落ちてしまいそうな気配を感じた俺は自転車を慌てて停めて、
「みくる?」
 そう声をかけて後ろを振り向こうとしたところで、再び腕に力が込められた。
 すんすんと鼻をすする音が聞こえて、何なんだよといぶかしむ。やれやれと今度は声に出して漕ぎ出そうとしたところで、みくるが調子を取り戻した。
「あたしもきっと緊張しちゃう」
「だろ」
 鶴屋は金持ちを鼻にかけない良いやつだが、やっぱりどこかがちょっとずれている。逆玉の輿に憧れんでもないが、もしそうなったとしたら息苦しさにすぐにまいってしまうだろうな。
 だからだ。
「俺にはママチャリで、お前はその荷台がお似合いだよ。……なんか時間くったな、さっさと行こうぜ」
 うんっ、と答える声はやたらめったら元気で、今まで以上に押し付けられた卑怯な弾力に俺は脳内をパステルピンク一色に染めながら、心の何処かで思うのだった。幼馴染じゃなかったらこんなヤツと二人乗りなんて夢のまた夢だったんだろうなと。

 ………………
 …………
 ……

 坂の麓まで来て、どっこらしょっとときたもんだ。
 流石に二人乗りでこの坂を駆け上るのは朝からハードワークにもほどがり、ワーカーホリックでも何でもない俺はみくるを下ろし、チャリを手で押しながらえっちらほっちら徒歩で上る。
 煩悩退散全速前進の割りにはあまり疲れてないわれながらたくましい足腰を少し誇らしく思いつつ、本気を出した蝸牛と良い勝負なみくるの歩調に合わせてのほほんとしていると、
「やぁやぁ二人とも久しぶりだねっ」
 時速数倍の速さで先行したはずのにょろっ子がなぜか後ろからやって来た。
「突っ込んでやらねーぞ」
「鶴屋さん、おひさしぶりです」
 律儀なみくるを再び目ざとく観察すると、にんまりといやらしい笑みを浮かべ、
「キョンくんにしては上出来だねっ」
 どういうワケか俺の肩をばんばんとたたいてきやがった。
 何なんだよおい。
「ふひひ。なんなんだろうねー? ね、みくる?」
「えぇ? う、うーん……じょ、上出来かな」
 口元に指を当てて考えるような仕草をする癖に同調しやがる。何故窺うように俺の顔を見るのか。
 本当に一体全体何なんだよおいおい。
 二人はすっかり意気投合したのか顔を見合わせてうふふえへへと風にそよぐ白つめ草のように笑い合い、
「それが分かっちゃったらキョンくんじゃなくなっちゃうから」
「そういうことだねっ」
「なんだそりゃ……」
 やれやれと肩を竦める俺を見て鶴屋は「いつものでたー!」と何故か喜びはしゃぎ、みくるはうふふと上機嫌に微笑んでいる。
 何がなんだか分からないが、二人が楽しそうなので別に良いかと思う俺は案外フェミニストなのかもしれないと、後で思い返して自分のキャラじゃねーよな薄気味悪くなるようなことを考えていた所為だろうか。
 アホの谷口がさっきから恨めしそうな視線でこちらを睨んでいるのを発見して、一匹の雄として勝利した笑みを向けてやろうと振り返ったところで、
「おはようございます、みなさん」
「顔近っ!」
 何時の間にか背後に忍び寄っていたそいつに気づかず、満面のドアップといきなりご対面した俺は数センチほど地上から浮いて後退った。とっぴな叫び声でさえ中々恥ずかしいというのに、余分な恥ずかしさまで追加されて柄にもなく慌てふためいてしまったのだ。
 それくらいに俺にドアップをかましてくれやがったコイツは、
「すみません。驚かせてしまったようですね。……ですが、そこまでされると少々こちらも傷つくというものです」
「すまん。……あー、なんだ。古泉、おはよう」
「あ、おはよう。いつきちゃん」
「おっはよー!」
「えぇ。改めましてみなさんおはようございます。今日は見事な五月晴れですね。こういう日は賑やかに登校したいと思うのですが、よろしかったら仲間に入れていただけませんか」 
 同い年だというのにやたら丁寧な言葉を遣い、勉強運動パーフェクトな上に委員長まで務め上げていて、如何なる時も終始微笑みを絶やさないこいつは、
「別に構わないぞ。つうか、んなもん断らんでもいいだろ。好きにしろ」
「そうですよ。お友達じゃないですか」
「うんうん。みくるの言うとおりさね。キョンくんの他の男子からの恨みを考えるとごめんなんだけど、あたし友情って素敵だと思うんだよねっ!」
 鶴屋にそういう台詞を吐かせるくらいに、ちなみに谷口的評価AAプラスくらいに、そこいらのやつらとは比べるのが酷というもんだという顔立ちをしているのである。
 ぶっちゃけて顔が近づいただけで俺がどきっとするくらいに美少女なのである。
「ありがとうございます。それではお言葉に甘えまして」
「言葉以外に甘えたらみくるが泣いちゃうから気をつけてねっ」
「わーわー、何言ってるんですかっ」
「はい。心得ていますよ」
「何故俺を見る?」
「さぁ、何故でしょうか」
「キョンくんは知らなくていいのっ」
「もーおー! 二人ともー!」
 温和な性格で友達も多く、みくると鶴屋とはその中でも特に仲が宜しいらしくこうしてときたま一緒になるのだが、さてこうも女が多いと肩身が狭い。
 二人に弄られだしたみくるを何時もの事だと放置して、ここいらで谷口の無謀という名前の勇気を頼りにして「こっち来いよ」と念を視線に込めてみるのだが、
「――――」
 口の動きだけで「マジコロス」と返された。放送するにはモザイク必須な顔を隣に居た国木田がまぁまぁと窘めているが、お前もこっちに来てくれない時点で俺的友情ランクはガタ落ちだぞこのやろう。
「はぁ」
 友情ってそんなに素敵じゃないと思うぜ鶴屋と心中で愚痴りつつ、ため息ひとつ。
 しょうがなく視線を三人よれば姦しいを体言してやまない方に向けるが、すっかり女同士の会話に夢中で俺は蚊帳の外のである。参加しろと言われても困るし、参加する度胸も意思もないのだが。
 ……まぁ目の保養にはなるか。
 そんな悲しい結論を下して傍観者に徹する俺の頭の中からは、このときおでんの精霊のことなんぞすっぽり抜け落ちていて、その事を後悔するのはもうちょっと後の話になるな。
 もう少しあの鼻ちょうちん娘のことを真剣に悩んでいれば、――あんなことにはならなかったのに。

 自分のモノローグにあえて突っ込ませてもらおう。いったいどうなるんだよ、俺。
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by kyon-haru | 2008-05-21 18:02

●<5月19日

・ガンパレードマーチ
 九州奪還買ってきた。長いこと続いて相変わらずおもしれーなー。
 榊さんバージョンでアニメやり直してくれないかな、と密かに怨念を送る仕事がまたはじまるよ!

・拍手返信
 エピローグが気に入ったんだぜ。でも基地外も読みたいんだぜ。
>それじゃまるで書いてる僕が基地の外に居る人みたいじゃないですかプンプン!
 少し他の人よりキワイだけでそこまで行ってないのです。きっと。多分。

・ODENのその2の1
 猛烈な空腹感に無理やり意識を覚醒されて、昨日は晩飯も風呂も全部すっ飛ばしてしまった事に気がついた。おまけに服も着替えてないわ課題もやってないときたもんで、今日一日が最低な日になることが早速決定されてしまった。
「サイテーすぎる」
 律儀にアラーム音を奏でてくれる携帯を操作しつつ、起き上がる。
 やれやれと口をついて出た言葉は俺の今の心境を的確に表していて、そのサイテーの源はというと、
「だ、だめよ……まだダシが……むにゃむにゃ」
 季節はサツキだというのにお春真っ盛りの笑顔の寝顔で、どんな夢見てるんだコイツとお脳の中身を心配させるような寝言を呟いていた。

 ――ベッドの中の俺の隣で。

 きゃあいやーん! とはこういう場合男の台詞としてどうなんだと自分でも思うが、とにもかくにも朝で元気な息子さんを手で庇った俺は、
「何で夢じゃないんだよ!」
 最後の最後の儚い希望を打ち砕かれた悲しみが怒りへと転じ、本人いわくりょーこをころころ転がしベッドから追放してやった。
 あんな奇想天外の枠を飛び越えた出会いをしなければ淡い恋の一つでも感じたかもしれない端整な顔立ちは、立派な眉毛を痛みに顰め、
「こんぶっ!」
 どすんむぎゅ。 
 打ち所が良かったのか手足をピクピクさせ出した。
 流石にやり過ぎたかな……という心配は「ぐーすかぴー」という冗談のような寝息が杞憂に終わらせてくれて、だがしかしこれだけして目を覚まさないのもある意味どうなんだという新たな心配を一つ増やしてくれたというか、もう俺も自分で何を言っているのかよく分からない。
 つまりこうやって混乱するくらいに昨日の出来事は奇妙奇天烈だったのだ。
 鼻ちょうちんをこさえた少しだけ悪戯したくなる寝顔を見つめ、
「……マジ、どうすんだよ、これ」
「すかぴー」
 朝っぱらから俺は盛大にため息を吐き出した。
 精霊とか何とか言っていたような記憶があるが、普通信じられるかそんなもんな自己紹介も、人語を操る食物もといおでんを見て食ってしまっては鼻で笑って否定することも出来ず。
 五十歩ほど譲って精霊だと認めて、けど認めて何が如何なるというワケでもなく。
 シンプルに一人の身元不明の女の子として警察に突き出して解決するような問題とも思えず。
「き、きんた……じゃなくて……きん、ちゃく……」
「……」
 今現在分かっていることと言えば、こいつがアホの子で、おでん大好きで、悔しいがちょっと可愛くて、隣で寝ていたのは俺があのおでんを食ってしまったからだということ。
 そして、
「顔が油っぽいな……」
 俺がとりあえずシャワー浴びて制服着がえてトイレに行きたいということだった。

 ………………
 …………
 ……

 びばのんのサッパリぶるるっとそれらを終えて、さて部屋に戻ってあいつを叩き起こしてこれからどーすんだと大論弁大会開催と行きたかったのだが、近所でも評判の勤勉真面目学生である俺は今日も学校に行かねばならず、そうなるともう適当に飯食って家を出ないといけない時間であった。
「キョンくーん、早くしないと遅れるよー」
「おーう」
 食卓に座った歳の割りに子供っぽ過ぎていろいろ大丈夫なのかな、と俺を心配させてやまない姉に返事を返しつつ、その姉が用意してくれたトーストにバターを塗りたくる。
 がぶっと齧り口に咥えてさぁ登校――なんて古いアニメのようなことはせず、コーヒー片手に普通に平らげた。目玉焼きやサラダの類が無いのはご愛嬌で、朝食はそれで終了だ。人並みな朝食は美代子さんが作りに来てくれる日しか食すことは出来ない。
「ごちそーさん」
「はーい。おそまつさま」
 本当におそまつでござるとは言えない俺も料理なんて出来るはずがなく、一体全体うちの両親は何を考えて揃って長い事家を空けるなんてことしてくれているんだろうか。
 大の男が単身赴任くらいで死ぬワケがないだろうに、と心中で愚痴をこぼしたところでタイムリミットである。
 部屋に戻った俺は両方の穴から鼻ちょうちんをこさえている物体を極力視界に入れないように苦労しながら時間割を済ませ、カバンを引っ掴んだ。課題は……まぁなんとかなるだろう。
「行って来ます」
「いってらっしゃーい」 
 午前は休講な満面の笑顔に送り出され、憎いくらいの晴天の下へと繰り出した。 
 最近チェーンがへたってきたチャリに跨り、さぁこのままレッツゴーといけたらどんだけ楽かとつくづく思うのだが、悲しいかな嬉しいかな、毎朝荷台にはちょいとした荷物を乗せねばならぬのである。
 その荷物を受け取るためお隣さんのチャイムをピンポーンと押して数秒で、インターホンから艶かしい返事が返ってきた。
「おはよう、キョンくん。毎朝ありがとうね」
「おはようございます、みちるさん。ええと、お礼を言われるようなことじゃないですよ」
「うふふ。ありがと。今着替えてるところだから、もう少し待ってあげてね」
「了解です」
 このお声が聞けるから毎朝頑張れているんだろうね。
 というぐらいに俺の耳をやさしく慈しみ癒してくれるボイスがこの後、
「みくる! モタモタしてキョンくん待たせるんじゃないの! さっさとしなさいこのボケ!」
 難波の金融王もかくやというぐらいに恐ろしいモノに変貌することになるのだが、その声を発している時のお顔を思い出したくないので故意にスルーである。
 風のうわさでは「泣く子も殴る悪鬼羅刹」とかいう二つ名のレディースヘッドだったらしいのだが、……それを否定して良いものか納得して良いものかと悩んでいると、
「お、おはよう、キョンくん」
「おっす、みくる」
 見た目だけは色んな意味でお姉さんと瓜二つの幼馴染が、朝っぱらから名前が赤く表示されてるくらいに瀕死な様子でよちよち歩いてきた。
 家事も勉強もそこそこ出来るというのに如何せんどんくさいこいつは、勿論体育は万年イチで、こうして毎朝お姉さんに本気でケツを蹴っ飛ばされないとブッちぎりで遅刻してしまうのである。
 しかも、だ。
「ごめんね毎日毎日……練習してるんだけど」
「気にするなって。その代わりにってみちるさんに弁当作ってもらってるし」
「それもほんとはあたしが作らないといけないのに……うぅぅ」
 景気が悪そうな顔でめそめそ俺のチャリの荷台に腰掛けるこいつは、何を隠そう高校生になっていまだに自転車に乗ることが出来ない。
 冗談と笑うやつが居たら朝比奈邸のガレージを見てみると良いぞ。補助輪がついた大人用自転車という非常に珍しいものを見ることが出来るからな。
 そんなワケで俺は毎朝みくるをケツに乗っけてチャリ登校するという苦行を強いられているのだが、主に辛いのは足回りだけでお楽しみもある――とか何とか意識すると前かがみになってしまうので、今のうちに丹田に気合を集中させておこう。
「忘れものないか?」
「ううん。大丈夫。キョンくんこそ、大丈夫?」
「いろいろあって課題をやってない」
「そうな……え、えぇー!?」
 めそめそ一転「だめじゃないのもう」とぷりぷり怒る姿を見ていると谷口が俺に本気でぶち切れる理由にも納得だが、
「写させてくれるよな? な?」
 ノーと言ったら盛大に遅刻してもらうぜ。
「うぅぅ……みなさーん、悪い男がここにいますぅ……」
 ぷりぷり一転まためそめそしだしたみくるにしっかり捕まってろよ、と声をかけていざ出発である。良かった良かった何とかなった。
「もっとしっかり捕まっとけよ!」
「う、うん、や、ちょ、キョンく、はや、ひゃー!」
 腹に回された腕にきゅっと力が篭って背中に凶悪な弾力を感じた瞬間に、丹田の気合が跡形もなく吹き飛んで、最初からトップスピードで漕ぎ出さないとどうにかなってしまいそう――なのは言うまでもないな。
 スポーツって本当に偉大だぜ!
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by kyon-haru | 2008-05-20 02:49