・今日のムキトス(チーズ臭)
2ch閉鎖は釣りだったようで。特に何もネタ考えてなかったんで助かりました。
さておき、大変だよ古泉君シリーズとかスレに落とす一発ネタは保管した方がいいのかね、と悩む。あんなの見たら普通に来てくださってる人が「コイツ頭おかしいんじゃね?」と思うことは必至なので。
ヤンデレ第7話は8kbほど書きました。あともうちょいかなぁ。
キョン視点の次はハルヒ視点も、という一応の構想なんですがしんどい。
ブレイクスルーの改定も順調、なのか。書きあがった勢いのまま投下しちゃったので、今見るとおかしなところが沢山で申し訳ない限りでした。すんません。
・拍手返信
ヤンデレハルヒ一気に読ませていただきました。展開、文章ともに素晴らしいです。続き期待してます。
>一ヶ月以上も間があいてすいません、ほんと。文章は褒められるほど上手くないです。マジで。アスタリスクの人とかと比べると、もうね。
・今日のSS
策謀シリーズで昨日の続き。
「……あぁ、おはよう」
「良い朝ね、まさに絶好の部活日和! こんな日に部活に出ないなんて、そいつはよほどの根暗かキモオタ野郎だわ。――そういうわけだから、部活休んだりしたら割りとマジに死刑だから。てか来なさい。来い。命令。以上」
「……」
「返事」
「わかったよ。掃除当番もないし、直ぐ行くさ」
「ふんっ」
ハルヒは笑顔のままそう言い終えると、鼻から息を吐いて不機嫌そうにそっぽを向いた。とたん無表情になる。
その横顔が継げていた。
もう話すことは無い。いや、話は全部放課後にする。だから逃げるな。それまで今日は喋りかけるな。拘るな。……と。
「――ふぅ」
俺は冷や汗が流れるのを感じながら、溜め息を吐きつつ席に腰掛けた。
……気が重い。背中に視線は感じないが、威圧感のあるオーラが全身を襲う。
このハルヒの様子だ。穏やかに済むわけがない。
教室の方はハルヒの変化にともない、徐々に何時もの空気を取り戻してきているようだったが、谷口は相変わらず死にそうな顔をしていた。
俺の顔もおんなじようなもんだろう。
ハルヒに合わせると決めたが、合わせてたらこのままはるか下降へと流されて、そのまま海の藻屑になりそうな予感だ。海底に沈み、グロテスクな深海魚のえさになる。
――そんな暗い想像を吹き飛ばしてくれたのは、用事を終えたらしく教室にやって来た涼子の姿だった。
仲の良い友人たちに挨拶をしながら、俺の方を見て軽くウィンク。
「……」
恥ずかしい。まだ慣れない。……しかし、うむ。昨日も見たが、これ以上にない見事さだ。
俺は軽く胸をときめかせながら、こういう時はこれしか思いつかず、そろそろと小さく手を振って返した。
「……ん?」
するとなにやら、一部の女子が騒ぎ出した。
きゃーやっぱりい!? とか、何時? 何時からなの!? とかなんとか、涼子のまわりで大騒ぎしている。
あぁ、なるほど。
直ぐに理由に思い当たった。あの輪の中の誰かが、今朝の俺たちを見ていて「もしや付き合っているのでは?」と考え、そして今のやりよりで確信したんだろう。
俺と涼子を交互に見ては、こっちにまで届いてくる声で「あーいうのが趣味なんだ!」「朝倉さんならもっと良い人選び放題なのに!」などと失礼なことを抜かしてやがる。
いや、俺も釣り合うとは正直思わないし、上手く付き合う自信もないけどさ。そこまで言われる筋合いはないだろう。あの失礼な女子は……名前が分からん。くそ。顔は忘れないからな。
それから岡部が入ってきてHRが始まるまで、その女子たちは騒ぎっぱなしだった。
涼子は終始笑顔で飛びかう質問に答え、なかなか楽しそうだった。そのうち俺のところにも誰か来るだろうが、こちらはあいにく楽しく返答できる余裕はない。
……どうしたもんかね。
彼女が出来たことは嬉しい。驚きだ。
しかし、ハルヒやら女子……どうやら一部の男子も、の騒ぎようを見ていると、良いことばかりのではないな、と実感する。
本当に女と付き合うのって難しいんだな。
「――どうしたもんかね」
まったく、本当に、
俺は背後からくる威圧感に萎縮しつつ、岡部の話を聞き流しつつ、窓の外を眺めた。大きな雲が分厚くどっしりと漂っている。あれくらいの落ち着きが俺にも欲しいもんだ。
――そんな風に余所見をしていたから、俺は一人の男子が尋常じゃない目で俺のことを睨んでいることに気がつかなかった。
そいつは、アイドル研究部だなんてけったいな部活に所属している、ちょっとお友達には勘弁なタイプの、確か……山根、とかいうヤツだった。