2月1日 武装錬金ラジオうめぇ

・アニメも漫画も見てないムキトス
 柚木ねぇさんのへろっぷりがたまらないね。
 ルルーシュも一緒で楽しみ方を間違えている僕ですよ。
 レポートをしこしこ書いてるんでSSがちょっと進まない最近です。すいません。
 
 以下SSのタイトルだけ考えて満足する遊び。
・セクシーTFEIレヴォリューション~真夏の夜に宇宙パーティ~
 四人でアレてきな。
・パラノイド・アンドロイド
 長門しんみり。構想だけはある。
・囚われのコーネリア
 年増だとか言うんじゃねぇ!
・キワモノパレパレード
 野球大会。
・THE ODEN  ゴースト・イン・ザ・シェル
 私は人間じゃない。私は人間になりたい。
・THE ODEN2 アイシャルリターン
 消えたと思ってたアイツが帰ってきた。
・THE ODEN3 朝倉涼子VSケイシー・ライバック
 地球人を逸脱しすぎた戦闘能力……!?
・貧乏三姉妹物語
 長門さん、朝倉さん、今日は天丼よ。まぁ、天カスなんだけどね。

拍手トン
 ギャグも甘々も書けるムッキンマジ尊敬。そんな先生に質問!SSを書き始めてどのくらい経ちますか?
>Fateが出た年の夏からだから、えーと。わかんね。
 キワモノユカイが秀逸過ぎてそろそろ暗唱できるのではないかと危惧してます。1日一読の成果です。
>そこまで好かれると恥ずかしいですが、褒められても何も出ませんよアッー!
 ついに二大怪獣激突ですな。ワクワク。
>修羅場っていいよね。創作では。
 ~略~犬○屋さま
>面白いメッセージで載せるべきか載せないか迷いました。ちくしょう。第二婦人にしてください。よろしくお願いいたします。
 ヤンデレマンセー更新頑張ってください。
>ヤンってヘルシングのおまけページの印象が強すぎるよね。
 ブレイクスルー最高でした。ハルヒの可愛さとキョンの優しさに萌え~でしたv夫婦ネタ好きなんで是非また 書いて下さい。
>夫婦ネタはパロさんの所へGO! パラノイド・アンドロイドを歌いながら。
 タイガース! タイガース!
>広沢タンがコーチなんて笑いとってるとしか思えません。

・冬企画に間に合わなかった

  悴む指を握りこんでポケットに突っ込んだ。
 すっかり冬ね、と白い息を吐くハルヒの頬は微かに赤い。
 部活終わりの下校時間。並んで歩く坂道の遥か上空には、夜を背負って渺茫と佇む月があった。青白い街並み。伸びる影絵が俺たちの挙動に合わせて微かに揺れる。
「なぁ」と朝の挨拶よりも気軽に声をかけた。「なによ」と間髪おかず返ってくる声と視線は不機嫌で、よほどこの寒さがお気に召さないらしい。
「寒いな」
「分かってるわよ」
 暦の上でもとっくに冬である。真冬といった方が正しいか。
 そんなワケで寒いだなんて態々確認するようなことじゃない。なら何でそんな事を言ったのかといえば、初見の人と天気の話をしてしまうようなアレだと思ってもらいたい。特に話がしたいんじゃなく、ただ単に気を紛らわせたかった。
 ただそれだけなのだが、
「いちいち言わないでよ。余計寒くなるでしょ」
 むう、と眉間に皺を寄せて睨まれる。どうやらこの寒さをお気に召さないどころか仇敵くらいに感じてるらしい。
 肌に刺すような冷気が堪えるのは俺も同じで、手袋を忘れた事を登校時から後悔しっぱなしだった。マフラーは巻いているのに手袋を忘れるのも変な話だが、忘れたものはしょうがない。
 その両方を忘れたハルヒの感じる寒さは一入だろう。確信を持っては言えないが、女の子は寒さに弱いというし。
「何か暖かくなるような事しなさいよ」
 だからそんな事を言うのも仕方ないんだろう。そしてSOS団平団員かつ遺伝子的にも身体的にも男の子な俺は、一聞無茶な要望にちょいと応えてやろうかと思ってしまうのである。
 立ち止まる。「待ってろ」そう言い、俺は首に巻いていたマフラーをほどいた。
 中学時代から愛用しているそれは、特に雅でもない白黒チェックの味気ないデザイン。だが素材は良いのか保温効果はなかなか良い。温い。
 そしてそれをむすっと俺の様子を見やっていたハルヒの首に巻いてやろうとして、
「待ちなさい」
「何だよ」
 上目遣いのきっとした睨みで制された。
 ハルヒはマフラーを両手に持った俺の目の前で貴族の公爵もかくやという様子で腕を組む。
「心がけは良いけどね。それであんたが風邪ひいちゃあたしの目覚めが悪いでしょうが」 
 ほう、と少なからず驚いた。早くよこしなさいよ、とひったくられたり、どうせなら上着貸しなさいよ、とジャケットを引ん剥かれるような展開は予想していたが、こんな展開は予想外だ。
 だが、これくらいの事じゃあ引かないのが俺なのである。悲しいかなそれこそ命がかかった修羅場もくぐりぬけて来てるのだから。
「二人とも暖かくなるようにしなさい、良いわね」
 と、ハルヒが目を閉じひとさし指を立て教師めいて言ってる隙に俺はマフラーを巻きつけた。ささっと。
「……ちょっと、人の話聞いてんの」
 顔の下半分マフラーに覆われたハルヒの声は、少しくぐもっている。
 ジト目の上目遣いがなんだか微笑ましいが、笑おうものならどうなる事やらだ。我慢我慢。
「聞いてた」
「だったら理解力が乏しいのかしら」
「うだうだ言うな。良いじゃねぇか、別に」
 言って、歩き出す。
 むぅ、と唸って俺に倣うハルヒはまだまだ不満らしくマフラーを下げて口を出し、
「風邪ひいたらどうすんのよ」
「マフラーぐらいじゃなんともいえんが、大丈夫じゃないか。割と温いだろ、それ」
「馬鹿。あたしじゃなくてあんたの方よ」
 抗議をあげるのだが、その割には首元にもたらされる温みに、宵闇でも視認できるくらいに顔の血色を良くしてまんざらでもなさそうな様子だ。
 どっちなんだよお前。いや、良いけどさ。
「よくないわよ」
「暖かくしなさいって言っただろうが」
「二人ともって言い直したでしょうが」
 言い合いながら、歩く。
 確かに俺の方は首元から差し込んでくる冷気の所為で、体感温度が三度は下がった感じだが、
「俺は男でお前は女だからこれで良いんだよ」
 そういう思いなのでひたすら耐えるのみであり、耐えてみせるつもりだ。
 ハルヒは一瞬言葉を詰まらせた後、ぷいとそっぽを向いた。遅れて、不機嫌きわまりない声が聞こえてくる。
「男女差別じゃないの、それ」
「そうかもな」
「……ほんとに、馬鹿ね」
「知ってるって――」
 俺が言い終わると同時に、何か白いものが視界にふらふらと舞い落ちてきた。
 瞬間的にぴんとくる。この季節とこの寒さ。雪だ。近畿の内地の此処らでは珍しいその天候に、思わず空を見上げる 
 ――そして、息を呑んだ。
「……綺麗だな」
 月齢は満に満ちている。
 冴え冴えと見事な月は健在だというのに、風に運ばれてきたのか淡く白い雪が月光をまとい夜空を舞うというその光景は、茫然とそんな台詞を呟いてしまうくらいに幻想的で、綺麗だった。
「……そうね」
 ハルヒも同じ気持ちになったらしく、どこか茫然と呟いた。
 そのままどちらからとも無く立ち止まって、二人して天の幻想を眺める。
「……」
「……」
 お互いはじめの感嘆以外口を開かなかった。
 細雪がぼんやりと白く、世界を染めていた。電柱や建物。そして俺たちの影絵は黒く、なのに白く映えているようにさえ感じる。
 あやふやな彩りの世界に、二人。
 常に非日常を求めてやまないハルヒでさえ魅了するこの世界。出来る限り長い時間こうしていたいと思う俺の願いは、けれど俺の「ぶえくしょい!」なんてじじくさいくしゃみが消してしまった。
「っ! ほら。言わんこちゃないわね」
「悪い。おまけに雰囲気までぶっ壊した」
「何が雰囲気よ。……帰るわよ、駆け足でね。そうすればあったまるわ」
 酷く単純で短絡的なその考えを、妙案だとばかりにハルヒは嬉しそうに走り出す。
「こらー! 置いていくわよ、キョン!」
 白黒チェックをなびかせ、下り道もあいまい一瞬で遠くなるその姿。
「今行くって!」
 とたん元気満タンな声にやれやれ、と肩をすくめつつ、これでもあいつなりに俺を気遣ってくれているという事を長い付き合いで理解した俺は、その背中を追って駆け出した。
 明日の部活は雪合戦かね、とか、自転車での帰り道は悲惨な事になりそうだな、なんて下らないことを考えつつ。

 /

 さて下らない考えのとおり翌日の部活は雪合戦となった。
 幸運なのか不幸なのか。めったに降らず積もらない雪に、年甲斐もなく少しわくわくだなんて興奮を感じてしまっていた俺には詳しく分からなかったが。朝比奈さんとペアなうえ人数的に圧倒的不利な俺にめがけて雪球を投げまくるハルヒは、見ている方が嬉しくなるくらい楽しそうだったので良しとしよう。
 何が良いのか分からないし、マフラーは結局とられてしまって今もハルヒの首元に巻かれているのはどういう事なんだと抗議の一つも言いたい気分だが。
「有希! 古泉くん! キョンに集中攻撃よ!」
 ……という事は全部置いておいて今は雪合戦に集中していればよかった。
 昨日の事をふいに思い出して、一瞬ぼうとしていた俺のどてっぱらに雪球がめり込んでいた。
「いてぇっ! こら、ハルヒ! 石いれるのは犯罪だぞ!」
 およそ雪ではありえないその硬度と威力に、殺す気か! とたまらず雪で出来た防御壁に逃げ込む。
「石なんか入れてないわよ! それに投げたのは有希!」
「――」
 はぁ、とため息を吐きつつぞっとする。
 こそっと顔を出して様子を伺った敵陣地では、長門が何時もの無表情に右手に雪球を握り締めていた。どんな握力で握ればあの硬さになるんだろう。それともいんちきだろうか。いや、こんな遊びでどうして。そしてどうしてハルヒが巻いてる俺の……だったマフラーを見つめているんだ、長門。
「うおっ!」
 その長門とはハルヒをはさんで逆の位置にいた古泉から雪球が飛んでくる。
 首をひっこめて事なきを得たが……あいつ、顔狙いやがったな。
「おや、残念。なかなかの反射神経ですね」
「殺す気か!」
 今度は口に出して言ってやった。まさか、という苦笑な声が返ってくるが、うさんくさすぎる。
「だ、だいじょうぶですか、キョンくん」 
 防御壁に隠れ、もこもこの手袋で雪球を両手に持っている朝比奈さんの気遣いに「大丈夫ですよ」とさらっと答えてしまう俺は間違いなく早死にする性格だった。事実既に今日だけで二回死に掛けた。
「ど、どうしましょう……」
「朝比奈さんは雪球作ってください。オフェンスは俺がやりますから」
 という作戦会議をするのだが、勝ち目がゼロなのは目に見えている。
「隠れてないで出てきなさーい!」
「無茶いうな!」
 隠れたまま言い返すやいなや、
「きゃっ、わっ、あひぃ」
 ばっしばし飛んできてはがすがす防御壁を削る雪球に、朝比奈さんの悲鳴。
 そして隠れて球をやり過ごすしかない俺。
「えいや! とりゃあ!」
 長門も怖いがハルヒもナチュラルに剛速球を投げてくる。古泉は狙撃の次は山なりの球を投げて頭上から攻撃をしかけてくる。俺は隠れつつもたまに隙を見て身を出し雪球を投げるが、それを待ってましたといわんばかりにカウンターを食らう。
「がふっ」
 今度こそ顔に当たる。古泉の投げた球でよかった。いや、よくない。けど後の二人の球を顔に受けてたら怪我じゃすまん。
「きょ、キョンくんっ!」
 朝比奈さんの俺を呼ぶ悲鳴を聞きつつ、思う。 
 ……ほらな? やっぱり勝ち目が無い。
 ……ていうか。フラッグも死亡判定も何も無いこのSOS団雪合戦は終わりが無かった。
「あー楽しかった! これくらいで休憩にするわよ、みんな!」
 その終わりはハルヒの鶴の一声でやってきたのだが、結局いじめは一時間ほど続いた。
 ハルヒチームは終始楽しそうだったが、散々雪球を食らった俺と散々怖がっていた朝比奈さんはいったいなんだったんだろうね。
「射撃の的」
 ……今日の長門はとてもとても怖かった。
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by kyon-haru | 2007-02-01 23:31


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